デジタル大辞泉 「もじゃもじゃ」の意味・読み・例文・類語 もじゃ‐もじゃ [副](スル)乱雑にたくさん生えているさま。「胸毛のもじゃもじゃした、たくましい男」[形動]に同じ。「風でもじゃもじゃな(の)髪」[アクセント]はモジャモジャ、はモジャモジャ。[類語]茫茫ぼうぼう・ぼさぼさ・ばさばさ・ぎゅうぎゅう・ぎしぎし・ぎちぎち・きちきち・ぎっしり・びっしり・ごしゃごしゃ・ごちゃごちゃ・うじゃうじゃ・うようよ・わらわら・群がる・ひしめく・鈴なり・密集・集中・集散・凝集・蝟集いしゅう・ふさふさ・茂る・生い茂る・はびこる・繁茂・自生・密生・叢生そうせい・群生・鬱然うつぜん・鬱蒼うっそう・草深い・木深い・こんもり・ちりちり・縮れ・縮れ髪・縮れ毛・カーリーヘア・ほつれ毛・散ざん切り・さんばら髪・乱れ髪・寝乱れ髪・蓬髪ほうはつ・蓬頭ほうとう 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「もじゃもじゃ」の意味・読み・例文・類語 もじゃ‐もじゃ [ 1 ] 〘 副詞 〙① ( 「と」を伴って用いることもある ) 毛や草木などが、不揃いに密生しているさまを表わす語。もしゃもしゃ。[初出の実例]「髯の毿毿(モヂャモヂャ)した筋骨逞ましい人や」(出典:くれの廿八日(1898)〈内田魯庵〉二)② 物事が入りくんで混乱するさまを表わす語。ごたごた。もじゃくじゃ。[初出の実例]「何の埒も無ふもじゃもじゃと交り」(出典:絅斎先生敬斎箴講義(17C末‐18C初))[ 2 ] 〘 形容動詞ナリ活用 〙 [ 一 ]①に同じ。[初出の実例]「毬栗頭の鬚毿々(モヂャモヂャ)の洋服は満面に笑を浮べつ」(出典:社会百面相(1902)〈内田魯庵〉猟官)[ 3 ] 〘 名詞 〙① 入りくんだもめごと。ごたごた。もじゃくじゃ。[初出の実例]「絵合姫とのもじゃもじゃも」(出典:浄瑠璃・相模入道千疋犬(1714)三)② 不揃いに毛が密生していたり、表面がけば立ったりしている状態。[初出の実例]「夏季の間に裏返したらしい畳のモジャモジャを見て」(出典:別れた妻に送る手紙(1910)〈近松秋江〉) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例