古四王神社(読み)コシオウジンジャ

  • こしおうじんじゃ こしワウ‥
  • こしおうじんじゃ〔こしワウ〕

百科事典マイペディアの解説

秋田市寺内字児桜に鎮座。旧国幣小社。武甕槌(たけみかづち)命と大彦命とをまつる。北辺鎮守の神としてまつられ,秋田城のなかにあった四王堂が前身とみるがある。例祭は5月8日。糊付矛(のりつけぼこ)神事がある。ほかに船渡御神事(旧3月16日)など。

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デジタル大辞泉プラスの解説

秋田県大仙市にある神社。「こしおうじんじゃ」と読む。祭神は大彦命(おおひこのみこと)、天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)、豊受大神(とようけのおおかみ)、建御名方命(たけみなかたのみこと)、八坂刀売命(やさかとめのみこと)、水波女神(みずはのめのかみ)。室町時代末期に建てられたとされる本殿は国の重要文化財に指定。

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世界大百科事典 第2版の解説

秋田市寺内に鎮座。旧国幣小社。武甕槌(たけみかづち)命,大彦命をまつる。武の神。旧佐竹藩時代には〈御国十二社〉のうちで神領60石。中世の安東氏時代にも古四王権現として崇敬された。平安後期に秋田城鎮護四天王寺と習合し本山派修験の古四天王寺と称した。830年(天長7)の地震で倒壊した四王堂は当社の前身で,当時四天王寺の寺内鎮守の地位にあったと認められる。さかのぼれば《日本書紀》斉明天皇条の秋田浦の神で,これが阿倍氏勢力と接触し,北陸の神高志()王と結合したのであろう。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

秋田市寺内(てらうち)字児桜(こざくら)に鎮座。武甕槌命(たけみかづちのみこと)、大彦命(おおひこのみこと)を祀(まつ)る。創建年代不詳。社伝では、崇神(すじん)天皇の代に四道(しどう)将軍の大彦命が北辺鎮護の神として武甕槌命を祀り、のち阿倍比羅夫(あべのひらふ)が大彦命を合祀(ごうし)し古四王と称して崇(あが)めたと伝える。古代、秋田城の鎮守であり、のち古四王大権現(だいごんげん)と称して信仰を集め、藩政時代には社領60石を寄せられた。旧国幣小社。例祭は5月8日で、この日にはその年の豊凶を占う糊付矛(のりつけぼこ)の特殊神事が行われる。同名の神社が日本海沿いの新潟、山形、秋田および岩手の各県に分布している。

[高橋美由紀]

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精選版 日本国語大辞典の解説

秋田市寺内にある神社。旧国幣小社。崇神天皇のとき阿倍氏の祖、大毘古命(おおびこのみこと)が武甕槌命(たけみかづちのみこと)をまつったのに始まる。のち大毘古命を合祀。秋田城の鎮護神として崇敬された。

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