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召文 めしぶみ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

召文
めしぶみ

召符とも称せられ,鎌倉・室町幕府訴訟法にみえる召喚状。所務沙汰検断沙汰を通じて用いられ,3問3答の書面審理後に,対決のために当事者に送られる。2度に及ぶ召文を受けて,これを無視し,または遠国5ヵ月,近国2ヵ月の期間出頭しないと,裁判所は一方の訴状により欠席判決ができた。律令制にみえる追攝 (めしわながす) ,判召 (ことわりめし) の手続の影響下に成ったもので,公家法では判召の語が使用されている。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉の解説

めし‐ぶみ【召文】

官庁が人を召し出すために出す書状。呼び出し状。召符(めしふ)。召状。
中世、幕府に訴訟が提起された場合、訴状陳状のやり取りが三度に及んで解決しないときに、訴人論人に発せられる召喚状。召符。召状。

出典|小学館
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世界大百科事典 第2版の解説

めしぶみ【召文】

召状(めしじよう),召符(めしふ)ともいう。日本中世の古文書の一様式。一般に上級機関が人を出頭させるために発する召喚状。ただし,物を徴集するための徴符を召文と呼ぶこともあった。すでに平安時代検非違使庁においても召符が使用されたが,とくに中世幕府法の訴訟制度において,被訴者=論人(ろんにん)の出頭を命ずる召喚状がよく知られている。それは,制度的には三問三答などの文書審理を経て,訴論人の〈対決〉=口頭弁論を行うためのものであったが,現実には,事柄が検断沙汰刑事事件にかかわる場合,あるいは論人が強い嫌疑をかけられていたり陳状提出を忌避したりした場合,などに発給されることが多かった。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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