デジタル大辞泉 「四隣」の意味・読み・例文・類語 し‐りん【四隣】 1 前後左右の家や人。「牛肉注文の声が―の寂寞を破る」〈漱石・吾輩は猫である〉2 隣り合った周囲の国々。[類語](1)近所・町内・隣組・向こう三軒両隣りょうどなり・隣近所・隣・横・脇わき・片脇・傍ら・片方かたえ・横手・横合い・そば・近間・最寄り・近く・付近・近辺・近傍・界隈かいわい・近回り・その辺へん/(2)隣国・隣邦・近国 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「四隣」の意味・読み・例文・類語 し‐りん【四隣】 〘 名詞 〙① 四方のとなり。となり近所。あたり。四辺。[初出の実例]「翫春雪、雪影翩翻暗二四隣一」(出典:文華秀麗集(818)下・奉和翫春雪〈滋野貞主〉)「或る国家にして四隣の国家と相比肩し」(出典:真善美日本人(1891)〈三宅雪嶺〉日本人の任務)② 四方の隣りあった国。〔書経‐蔡仲之命〕③ 天子の四人の補佐役。前疑・後丞・左輔・右弼のこと。[初出の実例]「天子有二四隣一。所謂前疑後承者。蔵人頭也」(出典:本朝文粋(1060頃)七・返送貞観政要〈大江匡衡〉)[その他の文献]〔書経‐益稷〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「四隣」の読み・字形・画数・意味 【四隣】しりん 周囲の国や家。〔春秋繁露、楚の荘王〕人の言に曰く、國家治まるときは則ち四賀し、國家亂るるときは則ち四散ずと。字通「四」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報