「牛耳を執(と)る」の転じた語で、団体や集団のリーダーシップをとる中心人物となることをいう。中国、周代の官制を記した『周礼(しゅらい)』によれば、古代中国では、諸侯が相会して盟約を結ぶ会盟(かいめい)のとき、盟主が牛の耳を執り、諸侯はその血をすすり合ったという。また、戦国時代に成立した史書『春秋左氏伝』によれば、尊者は立ち会うだけで、卑者が牛の耳を執ったとあるが、今日では一般的に『周礼』の説が用いられる。呉王(ごおう)夫差(ふさ)が黄池(河南省)に会盟して、中原(ちゅうげん)の覇者たらんとしたとき、晋(しん)の定公と牛耳を執り、血をすする順序を争ったことが、史上に名高い。
[田所義行]
[名](スル)1 別の衣服に着替えること。特に夏冬の季節に応じて改めること。平安時代には、陰暦4月1日、10月1日に行われた。江戸幕府では、このほかに5月5日・9月9日などにも着替える定めがあった。現...