弓削[町](読み)ゆげ

百科事典マイペディア 「弓削[町]」の意味・わかりやすい解説

弓削[町]【ゆげ】

愛媛県北部,越智(おち)郡の旧町。主島の弓削島佐島豊島,百貫島からなる。段々畑を利用した柑橘(かんきつ)栽培を行い,特にハッサクは特産品。ノリ養殖も盛ん。因島市の造船所への通勤者が多かったが,近年は過疎化が進む。中世は京都の東寺の荘園で製塩地。今治(いまばり)市,因島市(現・尾道市)から船便がある。2004年10月越智郡生名村,岩城村魚島村と合併し町制,上島町となる。11.76km2。3818人(2003)。

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世界大百科事典(旧版)内の弓削[町]の言及

【弓削島】より

…瀬戸内海に浮かぶ芸予諸島の東縁部に位置する島で,愛媛県の北東端にあって佐島,豊島,百貫島とともに越智(おち)郡弓削町を構成。同町の人口4246,本島の人口3523(1995)。…

※「弓削[町]」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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