芸予諸島(読み)げいよしょとう

  • げいよしょとう ‥ショタウ
  • げいよしょとう〔シヨタウ〕

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

瀬戸内海の中西部,広島県と愛媛県にはさまれた島群。東端はおよそ鞆-今治を結ぶ線,西端は能美倉橋島で限られる。因島生口島大三島大崎上島などが主でミカンなど柑橘類栽培が盛ん。本州四国連絡橋 (尾道-今治ルート) の一部,因島大橋,生口橋,大三島橋が完成し西瀬戸自動車道が通り,いくつかの島が陸路で結ばれて島の隔絶性は少くなった。

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百科事典マイペディアの解説

広島県東部と愛媛県高縄半島との間の瀬戸内海上に北東〜南西方向に並ぶ向(むかい)島,因島,生口(いくち)島,伯方(はかた)島,大島大三島大崎上島大崎下島などの島々。柑橘(かんきつ)類の栽培,造船が盛ん。海上交通の要地で,一部は瀬戸内海国立公園に属する。しまなみ海道(本州四国連絡橋尾道〜今治ルート)が1999年5月開通した。
→関連項目大久野島大崎上島[町]蒲刈[町]伯方[町]広島[県]

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世界大百科事典 第2版の解説

安芸国(広島県西部)と伊予国(愛媛県)との間に密集する瀬戸内海中部の島々の総称。以前は芸予叢島(げいよそうとう)と呼ばれていた。芸予諸島の範囲には混乱があり,かつては尾道~今治間の生口(いくち)島大三島,大島などを漠然と指し,安芸国からはずれた備後国の向島因島も含んでいた。芸予諸島といいかえてからは,旧芸予叢島の範囲に加えてその西に続く上下の蒲刈(かまがり)島や倉橋島江田島をも含めるようになり,以前より広義となった。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

瀬戸内海西部の島群で、安芸(あき)(広島県)と伊予(愛媛県)の間にある島々を称する。ただし広島湾口にある江田島(えたじま)、能美(のうみ)島、倉橋(くらはし)島は含めない。おもな島は、広島県の下蒲刈(しもかまがり)島、上蒲刈島、豊(とよ)島、大崎上(おおさきかみ)島、大崎下島、生口(いくち)島、高根(こうね)島、佐木(さぎ)島、因(いんの)島、向(むかい)島、大久野(おおくの)島など、愛媛県の岡村島、大三(おおみ)島、伯方(はかた)島、大島、岩城(いわぎ)島、生名(いきな)島、佐(さ)島、弓削(ゆげ)島などである。これらの諸島のうち東半は本州四国連絡橋の一つである今治(いまばり)―尾道(おのみち)ルートにあたる。大半の島々ではミカンなど柑橘(かんきつ)類の栽培が盛んで、ほかに造船業、漁業などが行われる。[北川建次]

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精選版 日本国語大辞典の解説

瀬戸内海中部、燧灘(ひうちなだ)、備後灘と安芸灘との間に散在する諸島。旧安芸国(広島県)、伊予国(愛媛県)にまたがるので、その名がある。向島、因島、生口(いくち)島、大三(おおみ)島などを含み、本四連絡橋の一つ、尾道‐今治ルートが島々を結んで通じる。古来、航海の要所。

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世界大百科事典内の芸予諸島の言及

【村上水軍】より

…室町・戦国時代の瀬戸内水軍(海賊衆)。南北朝時代より芸予諸島に拠って瀬戸内海の制海権を握り,海賊的行為のほか日常は豊富な海上輸送の通行料をとる警固衆として活動した。一族は伊予の能島(のしま),来島(くるしま),備後の因島を拠点とする3家に分かれて三島村上氏と呼ばれ,伊予の河野氏に属したが,自立的性格が強かった。…

※「芸予諸島」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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