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段段 キダキダ

デジタル大辞泉の解説

きだ‐きだ【段】

[形動ナリ]物を細かく切り刻むさま。ずたずた。
「恋も未練も―に切捨くれんと突立(つったつ)て」〈露伴・風流仏〉

だん‐だん【段段】

[名]
いくつかの段のあるもの。また特に、階段。「裾が段段になっているスカート」「石の段段を上る」
事柄の一つ一つ。条々。次第。「御無礼の段段御寛恕(かんじょ)下さい」
いくつかに切れること。きれぎれ。
「剣―に折れにけり」〈謡・盛久
[副]
順を追ってゆっくりと変化してゆくさま。しだいしだいに。「病気は段段快方に向かう」「段段と春めいてきた」「段段に難しくなる」
次から次へと続くさま。かずかず。あれやこれや。
「そこには―深い事情があるんだがね」〈漱石虞美人草
[感]《「だんだんありがとう」の略。京都の遊里で用いられた語》いろいろとありがとう。
「斗量さん、―」〈洒・うかれ草紙〉
[アクセント]ンダン、はダンダン、またはダンダン。

出典|小学館デジタル大辞泉について | 情報 凡例

大辞林 第三版の解説

きだきだ【段段】

( 形動ナリ )
ずたずたに切りきざむさま。きざきざ。 「恋も未練も-に切捨くれんと/風流仏 露伴

だんだん【段段】

[1] ( 名 )
段がいくつかあること。また、階段。 「 -を下りる」 「 -になった道」
(「…の段段」の形で)事柄や行為の一つ一つ。箇条箇条。一くだり一くだり。 「御教示の-身に泌みております」
切れて離れていること。いくつにも小さく切れていること。 「王難の災に逢ふといふともその剣-に折れ/謡曲・盛久」
[3][0] ( 副 )
(「と」「に」を伴っても用いる)事態・状況が順を追って少しずつ変わっていくさま。 「新しい仕事にも-(と・に)慣れた」 「 -(と・に)明るくなる」
次々に続くさま。あれこれ。かさねがさね。 「なう是には言訳-有/浄瑠璃・堀川波鼓
[3] ( 感 )
〔「だんだんありがとう」の略。近世後期から京の遊里で用いられた挨拶語〕 いろいろありがとう。 「先夜は-、生憎あいにく銭入を忘れたから/思出の記 蘆花

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