着着(読み)チャクチャク

デジタル大辞泉 「着着」の意味・読み・例文・類語

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「着着」の意味・読み・例文・類語

ちゃく‐ちゃく【着着】

  1. 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる ) 物事が順序どおり手ぎわよくはかどるさま、また、手早く物事を進めるさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「入り替りては、鼓(つづみ)をも『や、ていてい』と打て、蜻蛉(とうばう)返りなどにて、ちゃくちゃくとして、さと入也」(出典申楽談儀(1430)序)
    2. 「監物ほうどもてあぐみ、さあちゃくちゃくとはなさばはなせと、不承顔にて聞き居たる」(出典:浄瑠璃・烏帽子折(1690頃)四)
    3. 「着々(チャクチャク)歩を進めて居るだらう」(出典:非凡なる凡人(1903)〈国木田独歩〉上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android