立塞がる(読み)タチフサガル

デジタル大辞泉 「立塞がる」の意味・読み・例文・類語

たち‐ふさが・る【立(ち)塞がる】

[動ラ五(四)]前に立って、行く手をさえぎる。立ちふたがる。「大手を広げて―・る」「困難が―・る」
[類語]遮る抑える妨げるせきとめる制止押しとどめるストップを掛ける掣肘せいちゅう封殺諫止阻む食い止める立ちはだかる遮断妨害阻止挫く弱める砕く邪魔妨害阻害そがい干渉横槍よこやり障害支障障壁さわ邪魔だて水を差す水をかける足を引っ張る削ぐ圧伏圧殺捕まえる握る挟むブレーキが掛かる腰を折る

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精選版 日本国語大辞典 「立塞がる」の意味・読み・例文・類語

たち‐ふさが・る【立塞】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙 前に立って行く手をさえぎるようにする。前途に対する障害として現われる。たちふたがる。
    1. [初出の実例]「崩(くづれ)に侍共の立(たち)塞がりて密気(きびしげ)に尋問ひ候つれば」(出典今昔物語集(1120頃か)二三)
    2. 「いつかは必ずそれが眼の前に大きく立ちふさがることになる」(出典:月は東に(1970‐71)〈安岡章太郎〉一)

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