熟視(読み)ジュクシ

デジタル大辞泉 「熟視」の意味・読み・例文・類語

じゅく‐し【熟視】

[名](スル)つくづくと見ること。じっと見つめること。凝視。「手に取って熟視する」
[類語]注目注視刮目目配り凝視注視目撃着目着眼直視正視見る眺める見遣みや見詰める見入る見据えるにらむ目に留まる目を留める目を配る目を注ぐ目を凝らす目を付ける目を向ける目を呉れる視線を注ぐ目を遣る目にする虎視目を据える瞳を凝らす瞳を据える

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精選版 日本国語大辞典 「熟視」の意味・読み・例文・類語

じゅく‐し【熟視】

  1. 〘 名詞 〙 よく見ること。じっと見つめること。凝視。
    1. [初出の実例]「上の見は、みつけてぞ。下の視は念比に熟視するぞ」(出典:漢書列伝竺桃抄(1458‐60)張湯第二九)
    2. 「生物の化石せるものと、比較し、解剖して、熟視しけるが」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉五)
    3. [その他の文献]〔荘子‐知北遊〕

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普及版 字通 「熟視」の読み・字形・画数・意味

【熟視】じゆくし

よく見る。魏・劉伶〔酒徳頌〕靜聽すれども雷霆(らいてい)の聲を聞かず、熟すれども泰山の形を覩(み)ず。~物を俯するに擾擾(ぜうぜう)たり。

字通「熟」の項目を見る

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