正視(読み)セイシ

デジタル大辞泉 「正視」の意味・読み・例文・類語

せい‐し【正視】

[名](スル)
正面からまっすぐに見ること。まともに見ること。直視。「正視するに忍びない」
正常な視力をもつ目。正常の調節作用によって、平行光線が網膜上に正しく像を結ぶ目。正視眼
[類語]直視注目注視刮目目配り凝視熟視目撃着目着眼見る眺める見遣みや見詰める見入る見据えるにらむ目に留まる目を留める目を配る目を注ぐ目を凝らす目を付ける目を向ける目を呉れる視線を注ぐ目を遣る目にするまじまじじっとじろじろじろりきょろりぎょろりきょときょときょろきょろぎょろぎょろしげしげつくづくはたはった明視がん熟覧細見嘱目瞠若どうじゃく瞠目どうもくめつすがめつの目たかの目のみ取りまなこ視一視目する見張る見澄ます虎視虎視眈眈たんたん目を据える瞳を凝らす瞳を据える目を奪われる目を輝かす目を光らす目を転ずる目が行く目を皿にする

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「正視」の意味・読み・例文・類語

せい‐し【正視】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( ━する ) まっすぐに見ること。まともに見ること。正面から見ること。
    1. [初出の実例]「白光を発すること甚だ強く、全室の暗きも、白昼に異ならず、之を正視すれば、目を傷るべし」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉三)
    2. [その他の文献]〔春秋左伝‐定公五年〕
  3. せいしがん(正視眼)」の略。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の正視の言及

【屈折異常】より

…この調節力をもっともはたらかせて見える点を近点といい,網膜上に像を結びうるもっとも遠い点を遠点という。したがって,正視では遠点は無限遠ということになる。こうした眼の調節は自律神経によって支配される。…

※「正視」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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