見遣る(読み)ミヤル

デジタル大辞泉 「見遣る」の意味・読み・例文・類語

み‐や・る【見遣る】

[動ラ五(四)]
遠くを眺める。見渡す。「はるかかなたの空を―・る」
視線をその方に向ける。「物音のする方を―・る」
[類語]眺める望む眺めやる見る目を遣る目をれる見詰める見入る見据えるにらむ認める凝視する熟視する注視する注目する見掛ける目撃する目にする刮目目配り着目着眼直視正視目に留まる目を留める目を配る目を注ぐ目を凝らす目を付ける目を向ける視線を注ぐまじまじじっとじろじろじろりきょろりぎょろりきょときょときょろきょろぎょろぎょろしげしげつくづくはたはった明視がん熟覧細見嘱目瞠若どうじゃく瞠目どうもくめつすがめつの目たかの目のみ取りまなこ視一視目する見張る見澄ます目を凝らす虎視虎視眈眈たんたん目を据える瞳を凝らす瞳を据える目を奪われる目を輝かす目を光らす目を転ずる目が行く目を皿にする

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精選版 日本国語大辞典 「見遣る」の意味・読み・例文・類語

み‐や・る【見遣】

  1. 〘 他動詞 ラ行五(四) 〙
  2. 遠くを望み見る。視線を遠くはなれた方に向ける。ながめる。
    1. [初出の実例]「極望(ミヤレ)ば、眇然として既に火遙かなるを見つ」(出典:石山寺本金剛般若経集験記平安初期点(850頃))
  3. 視線をその方向へ転じ向ける。
    1. [初出の実例]「かしらをもたげて見やりて、いみじうわらふ」(出典:枕草子(10C終)八)
  4. 全部終わりまで見る。見終わる。
    1. [初出の実例]「御櫛の筥のうちの具ども、いひつくし見やらむ方もなし」(出典:紫式部日記(1010頃か)寛弘五年一一月一七日)

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