出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
古代において売買・献上・獲得の対象とされた生きている人間のこと。用例は中国正史に広くみられ,「後漢書倭伝」や「魏志倭人伝」には倭国から中国王朝へ献上されたことや,持衰(じさい)(呪術師)への報酬として与えられたことなどが記される。生口は一種の物品名で,奴婢のような身分呼称とは区別されるべきであろう。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
出典 旺文社日本史事典 三訂版旺文社日本史事典 三訂版について 情報
…口寄せには神霊ののりうつるカミオロシと死霊の憑依するホトケオロシがあり,前者を神口(かみくち),後者を死口(しにくち)という。ほかに生死不明の霊魂の憑く生口(いきくち)もまれにみられるが,もっとも多くは死口寄せである。東北地方のイタコは,死後100日以内の死者を新ボトケといい,それ以前の死霊を古ボトケと称し,両者の口寄せ方式に相違がみられる。…
…
[口寄せ巫女]
神霊や死霊の憑依をうけて精霊の意思を人々に伝える巫女をいう。ときには行方不明となった生者の口寄せもするが,それを生口(いきくち)と称する。これに対し死霊の場合を死口(しにくち),神霊の憑着による託宣を神口(かみくち)と区別し,巫法に若干の違いをみせている。…
※「生口」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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