目眩(読み)メマイ

デジタル大辞泉 「目眩」の意味・読み・例文・類語

め‐まい〔‐まひ〕【目×眩/眩暈】

目が回ったり、くらんだりすること。回転・昇降・傾斜などを感じるものは平衡感覚の異常により、立ちくらみのものは血行障害により起こる。げんうん
[補説]作品名別項。→眩暈
[類語]立ちくらみ眩暈げんうん目がくらむ目が回るくらくらするくらっとくらくらくらりぐらりぐらぐらぐらっとゆらゆらふらふらよろよろよたよたぐらつくふらつくふらっと

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精選版 日本国語大辞典 「目眩」の意味・読み・例文・類語

め‐まい‥まひ【目眩・眩暈】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「目舞い」から ) 外界動揺あるいは回転しているような感覚を総称する語。体の不安定感から回転性めまいまで多くのものが含まれる。原因も内耳性、小脳性、眼性、神経性など種々のものがある。げんうん。
    1. [初出の実例]「あら苦し目まひや、胸苦しやと」(出典:謡曲・卒都婆小町(1384頃))

め‐くらまし【目眩】

  1. 〘 名詞 〙 手品。また、手品師
    1. [初出の実例]「夕霧の露や品玉目くらまし〈卜心〉」(出典:俳諧・難波草(1671)秋)
    2. 「幻戯(メクラマシ) 俗云、目久良末之、今云魔法」(出典和漢三才図会(1712)一六)

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普及版 字通 「目眩」の読み・字形・画数・意味

【目眩】もくげん

目がくらむ。

字通「目」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の目眩の言及

【幻術】より

…目眩(めくらまし)ともいい,人の目をくらます術である。その術師を眩人(幻人)といったが,妖術,忍術,魔法,外法(げほう),あるいは奇術,手品を含み,もともと西域に起こったもので唐を通じて伝来し,天平時代にはかなり盛んになっていた。…

※「目眩」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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