結婚(読み)ケッコン

デジタル大辞泉 「結婚」の意味・読み・例文・類語

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精選版 日本国語大辞典 「結婚」の意味・読み・例文・類語

けっ‐こん【結婚】

  1. 〘 名詞 〙 男女が夫婦となること。夫婦の縁を結ぶこと。婚姻。
    1. [初出の実例]「凡結婚已定。無故三月不成。〈略〉女家欲離者聴之」(出典:令義解(718)戸)
    2. 「男に向って、君はこの婦人と結婚するにつきて、不同意あらずやと問ふ」(出典:仏国風俗問答(1901)〈池辺義象〉婚姻の儀)
    3. [その他の文献]〔漢書‐霍光伝〕

結婚の語誌

「婚姻」と同様、漢籍に典拠を持つ語で、日本ではともに平安時代から用いられていたが、「結婚」は一般的ではなかったと見え、古辞書類に登載されているのは「婚姻」だけであった。「結婚」の使用例が多く現われるようになるのは、明治時代以降である。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「結婚」の意味・わかりやすい解説

結婚
けっこん
Slub

ポーランド作家 W.ゴンブローウィチ戯曲。3幕3場。 1946年作。第2次世界大戦中,夢と現実のはざまで,いつの間にか王となっている父の王座を奪い,婚約者との結婚式をみずから挙げようとしながら,最終的には親友を言葉の力で殺してしまうポーランド人兵士を描いた作品。形式優先の旧世界から個人尊重の現代世界への移行を表わす象徴として結婚を位置づけ,変貌をとげていく人間の実存の問題をグロテスクな風刺で扱っている。

結婚
けっこん
Les Noces

バレエ・カンタータ。『婚礼』とも訳される。作詞・音楽 I.ストラビンスキー。振付 B.ニジンスカ。 1923年パリでディアギレフ・バレエ団によって初演合唱や叫びを伴ったもので,ロシア古式にのっとった農民の婚礼とその祝宴を描く。ロイヤル・バレエ,ド・バジルのロシア・バレエ団などで再演。 65年改訂版が J.ロビンズ振付でアメリカン・バレエ・シアター公演で上演され好評を得た。

結婚
けっこん

婚姻」のページをご覧ください。

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普及版 字通 「結婚」の読み・字形・画数・意味

【結婚】けつこん

夫婦となる。〔文選、古詩十九首、八〕千里く婚を結ぶ 悠悠として山陂を

字通「結」の項目を見る

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デジタル大辞泉プラス 「結婚」の解説

結婚〔バレエ〕

ロシア出身の舞踊家・振付家ブロニスラヴァ・ニジンスカによるバレエ(1923)。原題《Les noces》。初演はセルゲイ・ディアギレフ率いるバレエ・リュス。ほかに、モーリス・ベジャール版、イリ・キリアン版が知られる。

結婚〔映画〕

1947年公開の日本映画。監督・原作:木下恵介、脚色:新藤兼人。出演:上原謙、田中絹代、東野英治郎、東山千栄子、井川邦子、鈴木彰三、小沢栄太郎ほか。第2回毎日映画コンクール女優演技賞(田中絹代)受賞。

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改訂新版 世界大百科事典 「結婚」の意味・わかりやすい解説

結婚 (けっこん)

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日本文化いろは事典 「結婚」の解説

結婚

婚姻。夫婦となること。血縁関係のない男女が、永続的に社会的、経済的、人間的、また生活的結びつきを持つことです。結婚の意志を固めた男女は結婚式・披露宴をあげ、婚姻届を役所に提出します。

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百科事典マイペディア 「結婚」の意味・わかりやすい解説

結婚【けっこん】

婚姻

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世界大百科事典(旧版)内の結婚の言及

【婚姻】より

…ナヤールでは通ってくる男は1人とは限らなかったので,いわゆる一妻多夫婚であった。さらに〈夫〉は男とは限らず,アフリカでは女どうしの結婚の慣習をも認めている部族がある。たとえばナンディ族(ケニア)で,息子をもたない未亡人は,嗣子を得るため,普通の結婚と同じ形式にしたがって〈妻〉を迎える。…

【中華人民共和国】より

…家庭ではテレビの地位が上昇しつつあり,続きものの人気番組でも始まると,通りはひっそりとなる。
[結婚,葬式]
 婚姻法(1980年9月修正)では,男子は満22歳,女子は満20歳以上で結婚できることになっているが,人口対策や住宅問題から晩婚が奨励され,都会では男27~28歳,女25歳前後で結婚というのが多い。結婚を急ぎすぎると,勤務先の指導者から説諭されるし,だいいち住宅の配給が受けられない。…

【離婚】より

…その社会で承認されている結婚関係(日本民法では婚姻という)を,生存中に解消すること。単なる同棲や内縁とみなされる男女関係の解消は,これに含まれない。…

【ストラビンスキー】より

…この初期の三大バレエ音楽は,ロシア民謡風の4音ないし5音の旋律,従来の拍節構造によらない自由なリズム,斬新なオーケストレーション,コラージュ風の構成法を用いており,新しい音楽的空間と音楽的時間を生みだした。 第1次世界大戦の開始によって祖国に戻れなくなったストラビンスキーは,バレエ曲《結婚》やオペラ《きつね》などで民族主義的な方向をおし進めると同時に,これまでの大編成のオーケストラを縮小し,明白な調性と簡潔明瞭なリズムによる〈新古典主義〉に徐々にスタイルを変化させていった。《兵士の物語》《プルチネラ》《管楽器群のためのシンフォニーズ》《管楽八重奏曲》は,新古典主義時代の代表的な作品で,ロシア的な色彩はうすくなり,ヨーロッパの17,18世紀の古典的なスタイルが模倣・借用されている。…

【ニジンスカ】より

…21年同バレエ団に復帰してからは古典の改訂(《眠れる森の美女》)や新作の上演に目ざましい成果を見せ,バレエ史上まれな女性振付師となった。兄の作風をつぐ《結婚Les noces》(1923,音楽ストラビンスキー),ローランサンの美術の特徴を巧みに生かした《牝鹿Les biches》(1924,音楽プーランク)が代表作。38年以降アメリカに定住し,子弟の養成につとめた。…

※「結婚」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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