限り無い(読み)カギリナイ

デジタル大辞泉 「限り無い」の意味・読み・例文・類語

かぎり‐な・い【限り無い】

[形][文]かぎりな・し[ク]
1 果てしがない。際限がない。きりがない。「―・く広がる青空」「―・い愛情」
2 この上ない。最上である。「―・い名誉」
3 程度がはなはだしい。ひと通りでない。
「心のさときこと―・し」〈宇津保・俊蔭〉
[類語]茫洋・極まりない・無際限・無制限・無限・無量・無辺・底無し・底抜け・果てしない・止め処ない・エンドレス・やけに・比較的・割と・割に・割りかし・割方・割合・結構・大幅・随分・かなり・相当・なかなか・大分・大層・すこぶる・いやに・えらい・馬鹿・余程・余っ程・とても・とっても・うんと・極めて・極み・甚だ・この上ない・極ごく・極極ごくごく・至極・無上・至上・むやみ・むやみやたら・誠に・実に・至って・やけっぱち・やけくそ・捨て鉢・無性に・めったやたら・闇雲・ひときわ・盲滅法・飛び切り・とりわけ・ことさら・ことに・取り立てて・非常・全く以て・甚いたく・途方もない・途轍とてつもない・すごく・著しい・べらぼう

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精選版 日本国語大辞典 「限り無い」の意味・読み・例文・類語

かぎり‐な・い【限無】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
    [ 文語形 ]かぎりな・し 〘 形容詞ク活用 〙
  2. ① これで終わりという限度がない。尽きたり、終わったりすることがない。きりがない。際限がない。
    1. [初出の実例]「水鳥の鴨の羽色の青馬を今日見る人は可藝利奈之(カギリナシ)といふ」(出典:万葉集(8C後)二〇・四四九四)
    2. 「かぎりなき財(たから)といへど、貧しくなりぬ」(出典:宇津保物語(970‐999頃)忠こそ)
  3. ② 物事の程度が著しい。はなはだしい。非常である。
    1. [初出の実例]「女、かぎりなくめでたしと思へど」(出典:伊勢物語(10C前)一五)
    2. 「御国ゆづりの節会行なはれて、劔・璽・内侍所わたし奉らるるほどこそ、限なう心ぼそけれ」(出典:徒然草(1331頃)二七)
  4. ③ それ以上に上のものがない。
    1. (イ) この上なく高貴である。「限りなき位(くらい)」「限りなき人」「限りなき身」など。
      1. [初出の実例]「かやうの事はかぎりなきみかどの御いつきむすめもおのづからあやまつためし昔物語にもあめれど」(出典:源氏物語(1001‐14頃)乙女)
    2. (ロ) この上なくすばらしい。
      1. [初出の実例]「かぎりなき男宮生れ給へり」(出典:栄花物語(1028‐92頃)見はてぬ夢)
      2. 「かぎりなきかほかたちは、さる物にて」(出典:有明の別(12C後)一)

限り無いの派生語

かぎりな‐さ
  1. 〘 名詞 〙

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