デジタル大辞泉 「裁」の意味・読み・例文・類語 さい【裁】[漢字項目] [音]サイ(漢) [訓]たつ さばく[学習漢字]6年1 布を断ち切る。「裁断・裁縫」2 是非善悪を判断して決める。処理する。「裁定・裁判/決裁・親裁・制裁・総裁・仲裁・独裁」3 外見。「体裁」4 裁縫のこと。「洋裁・和裁」5 「裁判所」の略。「家裁・高裁・地裁」 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「裁」の意味・読み・例文・類語 さい【裁】 〘 名詞 〙 物事の理非を判断すること。どう処理したらよいかを決めること。〔文明本節用集(室町中)〕[初出の実例]「常に裁(サイ)を朝廷に仰げば」(出典:近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房〉八) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「裁」の読み・字形・画数・意味 裁常用漢字 12画 [字音] サイ[字訓] たつ・さばく[説文解字] [字形] 形声声符は(さい)。は戈(か)に呪飾をつけて祓(はら)う形。ことをはじめるとき、祓う意がある。〔説文〕八上に「衣を制(つく)るなり」とあり、製衣の意。また初四下に「裁衣の始めなり」とあり、裁とははじめて布帛を裁(た)つことをいう。裁ち合わせて衣とするので、裁制・裁察の意がある。金文に「(とうさい)」という語があり、は巾に従う。おそらく裁と同じ字であろう。[訓義]1. たつ、衣をたつ、したてる。2. みはからう、きりもりする、ほどよくする。3. さばく、きめる。4. みわける、おさえる、はかる。5. 才・纔と通じ、わずか。[古辞書の訓]〔名義抄〕裁 コトハリ・タツ・マツリゴト・タダス・ウツ・ツクル・キル・サク・ワヅカニ・コロモタツ・トドム・コトハル 〔立〕裁 オサフ・コトハル・シノブ・ワヅカニ・ヒメタツ・ツクル・タダス・トドム・クダス・ウウ[語系]裁・才・財・纔dzは同声。哉tzも声近く、みな「わずかによくする」意があり、また、ようやくなる・はじめての意がある。[熟語]裁衣▶・裁員▶・裁営▶・裁可▶・裁画▶・裁革▶・裁割▶・裁鑑▶・裁諫▶・裁規▶・裁許▶・裁錦▶・裁襟▶・裁決▶・裁減▶・裁扣▶・裁罪▶・裁察▶・裁▶・裁詩▶・裁止▶・裁使▶・裁赦▶・裁酌▶・裁取▶・裁処▶・裁慎▶・裁人▶・裁制▶・裁正▶・裁成▶・裁製▶・裁整▶・裁截▶・裁船▶・裁▶・裁翦▶・裁足▶・裁損▶・裁汰▶・裁択▶・裁奪▶・裁断▶・裁治▶・裁黜▶・裁定▶・裁撤▶・裁答▶・裁破▶・裁排▶・裁判▶・裁復▶・裁別▶・裁弁▶・裁法▶・裁剖▶・裁縫▶・裁問▶・裁余▶・裁抑▶・裁留▶・裁量▶・裁礼▶[下接語]割裁・鑑裁・矜裁・決裁・検裁・巧裁・鴻裁・刪裁・自裁・心裁・新裁・親裁・制裁・製裁・裁・剪裁・奏裁・総裁・断裁・仲裁・直裁・勅裁・体裁・統裁・独裁・難裁・品裁・風裁・洋裁・抑裁・和裁 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報