角館[町](読み)かくのだて

百科事典マイペディア 「角館[町]」の意味・わかりやすい解説

角館[町]【かくのだて】

秋田県東部,仙北郡の旧町。中心の角館は雄物(おもの)川の支流玉川に沿い,秋田新幹線(田沢湖線)が通じ,秋田内陸縦貫鉄道が分岐する。芦名氏,佐竹氏の城下町として発達,武家屋敷,古い商家が残り,秋田の小京都と呼ばれる。稲作畜産畑作のほか,木工業,製材業も行う。秋田県特産の桜の皮を用いた樺(かば)細工生産の中心地。玉川の上流抱返(だきがえり)渓谷がある。2005年9月,仙北郡田沢湖町,西木村と合併し市制仙北市となる。156.63km2。1万4600人(2003)。

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