豊里(茨城県)(読み)とよさと

日本大百科全書(ニッポニカ) 「豊里(茨城県)」の意味・わかりやすい解説

豊里(茨城県)
とよさと

茨城県つくば市西部の地区。旧豊里町。1987年(昭和62)大穂(おおほ)町、谷田部(やたべ)町、桜村と合併、市制施行してつくば市となった。筑波(つくば)台地と東谷田(ひがしやた)川、西谷田川の沿岸低地よりなる。古くは下総国(しもうさのくに)豊田(とよだ)郡に属し台豊田(だいとよだ)と称した。近世天領が多く上郷(かみごう)に代官陣屋が置かれた。平地林が広く、かつては薪炭生産、養蚕などが盛んであった。筑波研究学園都市区域に指定され、東端に国立研究開発法人土木研究所がある。領主豊田氏創建(931)の金村別雷(かなむらわけいかづち)神社は例祭と景勝地で有名。

[櫻井明俊]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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