釈迦ヶ岳(福岡県)(読み)しゃかがたけ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「釈迦ヶ岳(福岡県)」の意味・わかりやすい解説

釈迦ヶ岳(福岡県)
しゃかがたけ

福岡県中東部、田川(たがわ)郡添田町(そえだまち)と朝倉(あさくら)郡東峰村(とうほうむら)との境界にある火山。標高844メートル。おもに安山岩からなる開析溶岩台地で、山腹には谷が深く刻まれている。西側の斫石峠(きりいしとうげ)(650メートル)は日田(ひた)越えの難所であったが、1956年(昭和31)JR日田彦山(ひこさん)線の釈迦ヶ岳トンネルが貫通した。スギ植林が進行し、山頂からの展望はよく、耶馬日田英彦山(やばひたひこさん)国定公園に含まれる。

[石黒正紀]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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