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金山寺 キンザンジ

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デジタル大辞泉の解説

きんざん‐じ【金山寺】

岡山市北区金山寺にある天台宗の寺。山号は銘金山、院号は遍照院。孝謙天皇のときの建立と伝え、天正3年(1575)円智が復興。近世、岡山藩主池田光政の寺院整理政策に公然と抵抗したことで有名。平安末期以来の古文書を多数所蔵。かなやまじ。
中国、江蘇省鎮江北西の金山にある寺。武帝水陸会を初めて行った所と伝えられ、宋代以後、文人の遊行の地として知られる。
韓国、全羅北道金堤郡にある寺。599年の創建で、766年新羅の真表の再建と伝える。1592年、壬辰の乱文禄の役)で焼失、のち再建。石造の塔、蓮台、灯籠などは創建当時のもの。クムサンサ。

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百科事典マイペディアの解説

金山寺【かなやまじ】

岡山市にある天台宗の寺。749年報恩大師が孝謙天皇の勅命で建立という古刹で,本尊千手観音は京都清水寺の本尊と同木異体であるという。中世までは金山観音寺・有力僧坊の名から金山遍照(へんじょう)院とも呼ばれた。

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大辞林 第三版の解説

きんざんじ【金山寺】

韓国、全羅北道金堤郡にある寺。新羅しらぎ末期、935年甄萱けんけんの創建。壬辰倭乱(文禄の役)によって炎上したが、再建された。創建当時のものとして、石造りの舎利塔と六重石塔とが現存。
中国、江蘇省南部の金山にある寺。宋代以後、文人来遊の地として知られる。八角七層の塔は明清時代の再建。

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世界の観光地名がわかる事典の解説

きんざんじ【金山寺】

中国の江蘇(こうそ)省、鎮江(チェンチアン)市西部の金山の山頂にある仏教寺院。創建は東晋の時代(317~420年)とされる。◇もとは「沢心寺」と呼ばれていたが、唐の時代に「金山寺」と改称され、明の時代には「龍遊寺」、清代には「江天禅寺」と、寺名は転々とした。境内には、楞伽台、観音閣、慈寿塔、留雲亭、法海洞などの独特の建物がある。宋から明の時代、数多くの文人墨客に愛された。中国の民間伝説の「白蛇伝」の中に登場する金山寺はこの寺であろうと推定されているが、定かではない。また、和歌山県特産の金山寺味噌は、弘法大師(空海)がこの金山寺から日本に持ち帰ったとする説もあるが、ほかにも諸説があり、定かではない。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

金山寺
きんざんじ

韓国(大韓民国)、全羅北道(ぜんらほくどう/チョルラブクト)金堤(きんてい/キムジェ)市金山面金山里にある寺。母岳山金山仏寺という。百済(ひゃくさい)の599年(法王1)に創建され、新羅(しらぎ)の766年(恵恭王2)真表律師によって再建されたと伝える。法相(ほっそう)宗の中心をなした寺院であった。新羅末期の後百済(ごひゃくさい)神剣によって王甄萓(しんけん)が幽閉された場所としても有名である。高麗(こうらい)(918~1392)中期には真応が住持し、多くの著書を著すとともに、経板彫造院を創設し、慈恩(じおん)大師基(き)の著書の校正開板に意を尽くした。のち大伽藍(がらん)が結構されたが、壬辰倭乱(じんしんわらん)(1592~96、豊臣秀吉(とよとみひでよし)の朝鮮侵略)で灰燼(かいじん)に帰した。その後、次々と復興され、現在は大規模な建造物をもって知られる。寺中の幢竿(どうかん)支柱や五層石塔、六角多層石塔は創建当時のものとされ、高麗時代に盛行をみる石塔の原型となった。大寂光殿、大蔵殿、わけても弥勒(みろく)殿は建築史上注目される国宝建築である。[里道徳雄]

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世界大百科事典内の金山寺の言及

【栄西】より

…このとき30余部60巻の天台の新章疏をもたらし天台座主明雲に呈している。帰朝後は備前,備中方面の日応山,金山寺など山岳寺院を拠点とし,とくに金山寺には山内の一画に遍照院を建立して一山の復興に貢献した。75年(安元1)筑前国の貿易港今津に創建された誓願寺に招かれ,落慶供養の阿闍梨(あじやり)をつとめ,その後宋版一切経の購入をめざしてこの寺に住し,法華一品経書写の勧進も行っている。…

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