回遊魚(読み)カイユウギョ

デジタル大辞泉 「回遊魚」の意味・読み・例文・類語

かいゆう‐ぎょ〔クワイイウ‐〕【回遊魚】

定まった季節または時期に、広い範囲のほぼ一定経路移動する魚。サンマイワシマグロサケなど。
[類語]うおさかな魚族稚魚幼魚・若魚・成魚雑魚川魚かわうお川魚かわざかな淡水魚海水魚深海魚熱帯魚・暖流魚・寒流魚・出世魚生魚せいぎょ生魚なまざかな活魚生けうお鮮魚青魚光り物猫跨ぎ

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精選版 日本国語大辞典 「回遊魚」の意味・読み・例文・類語

かいゆう‐ぎょクヮイイウ‥【回游魚】

  1. 〘 名詞 〙 産卵索餌(さくじ)越冬などのため、一定の時期や季節に一定のコースにより、群れをなして、他の場所に移動する魚類。サケ・マス類、アユ、ウナギ、ニシン、サンマ、カツオ、マグロ、トビウオ、ブリ、タラなど。

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ダイビング用語集 「回遊魚」の解説

回遊魚

広大な海域を泳ぎ回って暮らしている魚のこと。種類によって行動半径や回遊パターンにある一定の法則がある。代表的な魚としてはカツオやマグロ、アジなどで、大きな群れを作ったり、大型なものが多いことからダイバーの間で評価が高い。

出典 ダイビング情報ポータルサイト『ダイブネット』ダイビング用語集について 情報

栄養・生化学辞典 「回遊魚」の解説

回遊魚

 回遊性魚類ともいう.生涯に移動を行う魚の総称.イワシ,サバ,サンマ,カツオ,アジ,サケなど,多くの産業上の重要な魚も含まれる.海水内,淡水内,および両方をまたがって移動するものがある.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の回遊魚の言及

【魚類】より

…【上野 輝弥】
【形態】
 魚類の体はえらぶたの後端と肛門位を境にして,頭部,体幹部,尾部の3部に分けられる。基本的な体型は,水中での運動に適した紡錘形で,マグロ,カツオなど外洋性回遊魚の形はその典型的な例である。遊泳力の劣る沿岸域,淡水域の魚や底生性の魚には側扁形(マダイ,チョウチョウウオ,ヒラメ),縦扁形(アカエイ,アンコウ),延長形(ヤツメウナギ,ウナギ,アカヤガラ)などの体型をもつものが多い。…

※「回遊魚」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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