青魚(読み)アオザカナ

デジタル大辞泉の解説

あお‐ざかな〔あを‐〕【青魚】

背の色の青いサンマイワシサバなど。

あお‐うお〔あをうを〕【青魚】

コイ目コイ科の淡水魚。コイに似るが口ひげはなく、体色は青黒い。成熟すると全長1メートルを超える。原産地の中国では食用として養殖される。日本へは明治時代から移入されており、利根川水系で繁殖がみられる。

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大辞林 第三版の解説

あおざかな【青魚】

背が青緑色を帯びた魚。イワシ類・サバ類・アジ類など。青物。青背魚。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

青魚
あおざかな

体の地色が青緑色を帯びた魚類の総称。青物(あおもの)ともいう。体色が赤みを帯びた赤物(あかもの)に対して用いられる。イワシ類、サンマ、サバ類、アジ類、ブリ、カツオ、マグロ類、カジキ類などがその代表である。青魚は体が紡錘形であり、体側筋がよく発達していて赤色を帯び、血合肉も多い。一般に海の表層で生活し、産卵や越冬、餌(えさ)取りなどのために大きな群れをなし、沿岸または外洋を活発に回遊する習性がある。このため生息圏が広くて資源量が多く、多獲性魚種として水産業上重要なものが多い。魚肉はエキス成分が多くて、それぞれ特有な食味がある。脂肪含量は年間を通じて変動が大きく、旬(しゅん)にはとくに多い。常温では鮮度の低下が早くて変敗しやすい欠点があり、サバ類のように死後、肉の中にできたヒスタミンによって中毒をおこすことがある。また、青魚はエイコサペンタエン酸(EPA。国際標記はイコサペンタエン酸=IPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)を多く含むことから、健康食品として注目されている。[落合 明・尼岡邦夫]

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動植物名よみかた辞典 普及版の解説

青魚 (アオウオ)

学名:Mylopharyngodon piceus
動物。コイ科の淡水魚,中国四大家魚の一種

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

あお‐ざかな あを‥【青魚】

〘名〙 イワシ、サバ、サンマなど、背の青い魚の総称。
※青年(1910‐11)〈森鴎外〉二二「徳利一本、猪口一つに、腥(なまぐさ)さうな青肴(アヲザカナ)の切身が一皿添へてある」

せい‐ぎょ【青魚】

〘名〙
① うろこが青色をした魚。青色の魚。あおざかな。〔曹植‐間居賦〕
② 魚「さば(鯖)」の異名。〔本朝食鑑(1697)〕
③ 魚「にしん(鰊)」の異名。
※交隣須知(18C中か)二「青魚 セイギョ」

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