( 1 )語源に関しては「おほちち(大父)」の約とする説もあるが、祖父を父と区別するために、世代・兄弟姉妹間の上位者を表わす「おほ」を「ち」に冠したものと思われる。
( 2 )「おほば(祖母)」が、「おば」「うば」となって、勢力を弱めたのとは異なり、「おほぢ」は、院政期ごろまでに「おぢ」を派生したものの、江戸期に「ぢぢ」やその派生語にとって替わられるまで、祖父を表わす代表語であった。→「おおば(祖母)」の語誌
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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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