労働に対する能力に応じて支払われる賃金形態。能力給の評価要素となる労働に対する能力には、知能、人格、体力、技能などが含まれ、それらが総合的に判断される。したがって、同じ能力を基準とするものであっても、もっぱら職務遂行能力を評価要素とする職能給とは区別される。もっとも、評価要素の具体化とその選定は、各企業によってさまざまである。労働者の能力考課は、職務給・職能給などの運用の基礎となるもので、企業にとっては不可欠な作業であるが、仕事給の場合にみられるように、一般には、他の要素との総合化が図られており、能力考課のみによる純粋な能力給はきわめて少ない。
[横山寿一]
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