出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
静岡県南西部の市,2005年1月旧菊川町が小笠(おがさ)町と合体して成立した。人口4万7041(2010)。
菊川市南部の旧町。旧小笠郡所属。人口1万5508(2000)。牧ノ原台地南部を占める。町の北・東・南一帯は牧ノ原台地に連なる丘陵地帯で,茶の栽培が盛んである。西部は沖積低地で菊川と支流の牛淵川,丹野川,高橋川が流れ,米作中心の農業が行われてきたが,近年はメロン,トマト,イチゴなどの施設園芸が盛んとなり,牛,豚,ニワトリの生産も伸びている。北隣の旧菊川町に東名高速道路菊川インターチェンジが開設されたことなどにより,1965年ころから工場が立地し,第1次産業から第2次・第3次産業へと就業人口の移行がみられる。南端に石山公園,北端に丹野池公園があり,ともに御前崎県立自然公園に属する。江戸時代の旗本本多氏の代官屋敷であった黒田家住宅(重要文化財)などがある。
菊川市北部の旧町。旧小笠郡所属。人口3万1528(2000)。中央部をJR東海道本線と東名高速道路が通り,菊川インターチェンジがある。東部の牧ノ原台地はじめ,いたる所で茶の栽培が行われ,大規模な共同製茶工場がある。南流する菊川沿いは水田地帯で,近年住宅や工場が進出している。農業は茶業と水稲を主体に,レタス,ダイコンなどの野菜,マスクメロン,イチゴなどの施設園芸,牛,豚,ニワトリの飼養など多角的に行われている。工業は食品加工をはじめ,鉄や機械工業などが生産を伸ばし,近年は工場誘致により,工場数も増え,若年労働力の定着化が進んでいる。室町時代に横地氏の本拠であった横地城跡,浄土宗の古刹応声教院,弥生時代の白岩遺跡などがある。
執筆者:萩原 毅
静岡県中部,掛川市の粟ヶ岳に源をもち,掛川市の旧大東町で遠州灘に注ぐ川。幹川流路延長28km,全流域面積158km2。上流部には夜泣石で知られる小夜ノ中山,鎌倉時代の宿駅菊川宿(現島田市,旧金谷町)があり,菊川市堀ノ内より下流は牧ノ原台地と小笠山丘陵との間に沖積地を形成し,水田地帯となっている。下流の平野は河口付近に発達する千浜(ちはま)砂丘で閉塞されているため,軟弱地盤が厚く,盆地状の低湿地をなし,洪水時の湛水が著しかったが改修が進んだ。また流域面積が狭く流量が一定しないため,県下有数の干害地域で,古くから溜池が多く作られてきたが,大井川右岸農業水利事業(1967完成)によって緩和された。
執筆者:北川 光雄
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...
4/12 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
4/12 デジタル大辞泉を更新
4/12 デジタル大辞泉プラスを更新
3/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
2/13 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新