( 1 )「万葉‐三八二九」に「醤酢(ひしほす)に蒜(ひる)搗き合(か)てて鯛(たひ)願ふわれにな見えそ水葱(なぎ)の羹(あつもの)」とあるように、古くから食膳に供され、刺身で食されていたことが分かる。
( 2 )和歌では、「詞花‐雑上」に「花ををしむこころをよめる」として「春来ればあぢ潟(かた)の海(み)ひとかたに浮くてふ魚の名こそをしけれ」とあるように、鯛が春の産卵期に浅瀬に群集するのを「浮く」といい、その色彩から「桜鯛」とも呼ぶ。「桜鯛」は俳諧では、春の季語である。


(周)(しゆう)。
に
(彫)・
(調)(ちよう)の声がある。〔説文〕十一下に「骨の
(はし)、
(もろ)きなり」という。魚骨の端のやわらかいところをいうとするが、その用例はみえない。鯛は棘
(きよくりよう)魚といわれ、骨やひれの強い魚である。
魚という。
字鏡〕
多比(たひ)〔和名抄〕
多比(たひ)〔名義抄〕
タヒ出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報
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