「アリストテレス」の検索結果

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パトス pathos

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ギリシア語の動詞 paschō (動作を受ける) による中性名詞 (複数は pathē) で,あるもののなかに生じた出来事または変化をいう。アリストテレスは実体…

錯覚 さっかく illusion

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
対象が特殊な条件のもとで,通常の場合とは食違って知覚される現象。知覚器官や中枢部に異常がなくてもしばしば起るので,病的現象と断定することは…

勇敢 ゆうかん courage

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
勇敢あるいは勇気は倫理学において,道徳的当為,義務のために何ものをも恐れずに自己を貫き通す永続的意志と定義される。プラトンでは知恵,節制,…

ラムス

百科事典マイペディア
フランスのプロテスタント哲学者,人文学者。フランス名ピエール・ド・ラ・ラメー。王立教授団(コレージュ・ド・フランスの前身)の修辞学・哲学教…

メトキテス めときてす Theodoros Metochites (1260/61―1332)

日本大百科全書(ニッポニカ)
ビザンティン帝国の学者。アンドロニコス2世Andronikos Ⅱ(1283―1328)の宰相で、同帝の退位後修道院に入る。後期ビザンツのもっとも重要な百科全書…

中世哲学 ちゅうせいてつがく Medieval philosophy

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
キリスト教と哲学の出会い以降,15世紀のルネサンスまでの西洋哲学の歴史を広義に中世哲学という。おもに教父哲学 (2~8世紀) とスコラ哲学 (9~15世…

劇作術 げきさくじゅつ dramaturgy

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
演劇理論の一種で,特に戯曲の書き方,すなわち主題の選択,筋の組立て,登場人物の性格づけ,せりふの文体などの具体的な問題にかかわるものをさす…

ベーコン

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英国の哲学者,政治家。デカルトと並ぶ近代哲学の確立者であるとともに,ジェームズ1世の下で大法官を務めるなど,廷臣としても重きをなした。合理…

ボナベントゥラ

百科事典マイペディア
イタリアのスコラ学者,神秘思想家。俗名ジョバンニ・ディ・フィダンツァGiovanni di Fidanza。〈熾天使的博士Doctor seraphicus〉と尊称される。124…

レフカダ‐とう〔‐タウ〕【レフカダ島】

デジタル大辞泉
《Lefkada/Λευκάδα》ギリシャ西部、イオニア海にある島。古代名レフカス島またはレウカス島。イタリア語名サンタマウラ島。イオニア諸島の島。本土…

エートス

百科事典マイペディア
ギリシア語で性格や慣習を意味することば。アリストテレスによって哲学的用語として用いられたが,ウェーバーはそれを再びとりあげ,社会学的認識の…

テオロギア theologia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ギリシア語で「神々についての物語」の意。「神学」 theologyの語源。この語を初めて用いたのはプラトンであり,テオロギアは神 theosの本来の姿を示…

ブレンターノ

百科事典マイペディア
ドイツの哲学者,心理学者。B.ボルツァーノとともにドイツ・オーストリア学派の祖。1873年までカトリックの聖職にあり,アリストテレス,トマス・ア…

スコラ哲学(スコラてつがく) scholasticism

山川 世界史小辞典 改訂新版
中世キリスト教神学・哲学の諸体系。スコラは「学校」の意で,大学発生前の諸神学校をさす。その発展は4期に分かれ,第1期は新プラトン主義とアウグ…

存在論【そんざいろん】

百科事典マイペディア
英語ontologyなどの訳で,17世紀のR.ゴクレウスの造語(ontologia)になるという。〈あるということはどういうことであるか〉(和辻哲郎)を問う哲学…

吉満義彦 よしみつよしひこ (1904―1945)

日本大百科全書(ニッポニカ)
哲学者。鹿児島県生まれ。第一高等学校を経て、東京帝国大学文学部倫理学科を卒業後、フランスに留学、ジャック・マリタンの指導を受け、帰国後は上…

政治学 せいじがく political science

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
政治を対象とする研究,学問。政治学は紀元前5世紀末にさかのぼるといわれる。すなわち,プラトンやアリストテレスはポリスを対象として哲学的,倫理…

実体 じったい substance 英語 substance フランス語 Substanz ドイツ語

日本大百科全書(ニッポニカ)
哲学の用語で、すべての存在の基本に、これを支えるものとして考えられる基本存在のこと。そのギリシア原語ウーシアーūsiāは「在(あ)る」を意味する…

ディールス Hermann Diels 生没年:1848-1922

改訂新版 世界大百科事典
ドイツの古典文献学者。H.ウーゼナーの下で学び,のちベルリン大学教授となる。ギリシア古代哲学,ギリシア医学を専門とする。《ギリシア医学集成》…

テオーリア

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( [ギリシア語] theōria 見ること、眺めること、の意 ) 哲学で、事物の真理を理性的に知ろうとすること。アリストテレスは、これをプラク…

トマス=アクィナス Thomas Aquinas

旺文社世界史事典 三訂版
1225ごろ〜74イタリアの神学者で,中世スコラ哲学の大成者ドミニコ修道会にはいり,アルベルトゥス=マグヌスに師事。パリ・ローマで神学を教授しな…

ブレンターノ

精選版 日本国語大辞典
[ 一 ] ( Clemens Brentano クレメンス━ ) ドイツ後期ロマン派の詩人。民謡集「少年の魔笛」をアルニムと共同編集した。また、創作童話に「ゴッヘル…

アンモニオス Ammōnios

改訂新版 世界大百科事典
5世紀の終りから6世紀の初めにかけてアレクサンドリアで活躍した新プラトン学派の哲学者。生没年不詳。アンモニオス・サッカスと区別して〈ヘルミア…

悟性 ごせい understanding; entendement; Verstand

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
広くは理解力を,より厳密には感覚および理性 ratioに対置された知的能力をさす。プラトン,アリストテレスでは,上級な対象を直接的,直観的にとら…

ハルマン ディールス Harmann Diels

20世紀西洋人名事典
1848 - 1922 ドイツの古典学者。 元・ベルリン大学教。 H.ウーゼナーのもとで学んだ後、ベルリン大学教授となる。専門はギリシャ古代哲学、ギリシ…

アキレスと亀

故事成語を知る辞典
不合理だとわかっていても、なかなか論破できない主張のたとえ。 [使用例] 虚無と幸福とを混同するの錯覚におちいり、ジオゲネスは樽へ走り、アキレ…

生命論 せいめいろん philosophy of life

日本大百科全書(ニッポニカ)
生命をどのような存在とみなすかについての理論的、体系的な考察をいう。古代ギリシアにおいては、デモクリトスらの原子論者が機械論的な生命論を展…

タタルキエビチ たたるきえびち Wladyslav Tatarkiewicz (1886―1980)

日本大百科全書(ニッポニカ)
ポーランドの哲学者、美学者。ワルシャワに生まれる。1905年学生運動に参加してワルシャワ大学を追放され、その後チューリヒ、パリなどで学ぶ。1910…

ボエティウス

百科事典マイペディア
ローマ末期の哲学者,政治家。イタリアの支配者,東ゴート王テオドリックの信任を得て,ラベンナの宮廷の宰相となったが,政争に巻きこまれ刑死。〈…

特殊的 とくしゅてき particular

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
哲学用語。普遍的-特殊的,あるいは個別的-特殊的の関係で用いられる。哲学史において,常に普遍的なものと相関して論じられるが,その意味合いは…

ノエシス・ノエセオス noēsis noēseōs

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
アリストテレスの有名な言葉で,より正確には hē noēsis noēsis noēseōs (その思惟は思惟の思惟) 。理性 nous (思惟するもの) とその思惟の対象 noēt…

ちょうえつ‐てき(テウヱツ‥)【超越的】

精選版 日本国語大辞典
〘 形容動詞ナリ活用 〙 制限や不完全さ、理解や自然などからはるかにぬきんでているさま。スコラ哲学で、存在、善、神などのような、アリストテレス…

じつねん‐ろん【実念論】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 西洋中世のスコラ哲学で、個物のみを実在とする唯名論に対して、類・種のような普遍が実在であると主張する説。この説は二様に分かれる。…

distributivo

伊和中辞典 2版
[形] 1 分配の, 配分の;配給の giustizia distributiva|(アリストテレスの)配分的正義. 2 〘文法〙配分的な aggettivi numerali distributivi|…

しぜん‐がく【自然学】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① ギリシア哲学で自然を対象とする部門。アリストテレスでは理論的な学問の分野の一つで、第一哲学(形而上学)、数学と並び、第二哲学と…

動物学 (どうぶつがく) zoology

改訂新版 世界大百科事典
動物を研究対象とする自然科学の分野で,植物学と対応するもの。今日では植物学と動物学を合わせて生物学と呼ぶことが多いが,その対象となる植物と…

悲劇【ひげき】

百科事典マイペディア
喜劇と並んで演劇の基本的ジャンルの一つ。悲惨な結末にいたる事件の一貫性を特徴とし,人間存在の意義,生と死の意味を正面から取り扱うものといえ…

演繹 えんえき deduction

日本大百科全書(ニッポニカ)
一般から特殊をその形式のみに基づいて推論すること。いいかえると、演繹においては、前提が真であれば、結論も必然的に真とならなければならない。…

せいかつ‐けい(セイクヮツ‥)【生活形・生活型】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 生物が環境条件に応じてとった生活の仕方を、形態ないし構造上の特性によってとらえ、類型化したもの。始めは植物について行なわれ、主に…

しつ‐りょう(‥レウ)【質料】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( [ギリシア語] hylē [ラテン語] materia の訳語 ) 広義には、素材・原料の意。アリストテレスでは形相に対し、形相によって規定されるも…

形而上学(アリストテレスの著述) けいじじょうがく Metaphysica

日本大百科全書(ニッポニカ)
アリストテレスの著述。アリストテレス自身の呼び名では「知恵」(ソフィアー)、「神学」(テオロギケー)、「第一哲学」(ヘー・プローテー・フィ…

トマス・アクィナス とますあくぃなす Thomas Aquinas (1225―1274)

日本大百科全書(ニッポニカ)
中世のスコラ神学者。[稲垣良典 2015年1月20日]生涯と著作南イタリアのナポリに近い、ローマ教皇領とフリードリヒ2世領の境界に位置するロッカセ…

古典主義演劇 こてんしゅぎえんげき classical drama

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ギリシア,ラテンの古典劇を模範とし,古典的であることを標榜した演劇。特にアリストテレスの三一致の法則に忠実であろうとするものをいう。古代ギ…

アルベルトゥス・マグヌス Albertus Magnus 生没年:1200ころ-80

改訂新版 世界大百科事典
スコラ神学者,自然研究家。南ドイツ,ラウインゲンで騎士の家に生まれ,パドバ大学在学中にドミニコ会に入り,ケルンその他の修道院で神学を学び,…

新科学講話【しんかがくこうわ】

百科事典マイペディア
《新科学対話》とも。詳しくは《機械学と場所運動に関する二つの新科学についての講話と数学的証明》。宗教裁判に服し軟禁状態にあるガリレイが1638…

生物【せいぶつ】

百科事典マイペディア
生命をもつもの。自然界を生物界と無生物界に分けることはアリストテレスの分類に始まるが,ウイルスの発見その他によってその境界は明確なものでは…

ヘラクレイデス へらくれいです Herakleides (前388ころ―前315ころ)

日本大百科全書(ニッポニカ)
古代ギリシアの天文学者。ポントスの出身で、プラトンとアリストテレスの門人。彼の宇宙体系は、24時間で地軸を中心に1回転している地球が宇宙の中心…

アレクサンドリア教校 アレクサンドリアきょうこう Catechetical School of Alexandria

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
2~4世紀のアレクサンドリアにおけるキリスト教の教育機関。初めは受洗希望者のための簡単な教理教授機関であったが,アレクサンドリアは一般に学問…

ドラコン Drakōn

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
前7世紀のギリシア,アテネの伝説的立法家。前 621年従来の慣習法に基づいてアテネで最初の成文法を制定したといわれる。私的復讐に代って,犯罪を公…

ガリレイ

精選版 日本国語大辞典
( Galileo Galilei ガリレオ━ ) イタリア、ルネサンス末期の科学者。「落体の法則」「慣性の法則」など力学上の諸法則を発見。また自製の望遠鏡を用…

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