し‐ほう(‥ハフ)【師法】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 学問、宗教、芸道などにおいて、人々が従い守るべきことがら。また、師から教えられた法。[初出の実例]「夫仏法之隆汚。系二乎師法一。…
じゅうり‐ほう(ヂュウリハフ)【重利法】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =ふくりほう(複利法)〔英和商業新辞彙(1904)〕
そくさい‐ほう(‥ホフ)【息災法】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「息災」は[梵語] śāntika (扇底迦)の訳。寂災、寂静、除災とも ) 仏語。三種、四種、五種、六種法の一つ。災害や苦難を除き、煩悩(…
農地法 (のうちほう)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 第2次大戦後に実施された農地改革の成果を維持する目的で制定された農地制度に関する基本法。具体的には,農地改革法としての自作農創設特別措置法,…
都市法 (としほう) Stadtrecht
- 改訂新版 世界大百科事典
- 中世のヨーロッパ,とくにドイツの諸都市に成立した法をいう。他の地域に比してドイツできわ立って強く現れた特徴であるが,都市は固有の法をもつ区…
国衙法 (こくがほう)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 平安時代中期以降,地方政府である国衙(国府)が管内で施行した法。律令体制の支配秩序が崩壊しはじめると,地方の国衙では支配を維持していくため…
計量法 (けいりょうほう)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 計量の基準を定め,適正な計量の実施を確保することにより,経済の発展と文化の向上をはかることを目的とする法律。1951年公布。人類が交易による商…
ケベック法 (ケベックほう) Quebec Act
- 改訂新版 世界大百科事典
- 1774年,イギリス議会が制定したカナダのケベック地方の統治に関する法律。63年のパリ平和条約により,フランスからカナダとミシシッピ川以東の領土…
古代法 (こだいほう)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 法・慣習の成立 族長法から国造法へ 律令法の導入日本では7世紀末から8世紀初めにかけて,中国の隋・唐の律令法を模範とする体系的な…
井田法 (せいでんほう) Jǐng tián fǎ
- 改訂新版 世界大百科事典
- 中国で古代の聖人の治世に行われた理想的土地制度と目された田制。前4世紀の孟子は滕(とう)の文公に説いて,〈夏后氏は五十にして貢し,殷人は七十…
測量法 (そくりょうほう)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 国・公共団体が費用の全部または一部を負担ないし補助して実施する土地の測量またはこれらの測量の結果を利用する土地の測量について,その実施の基…
みぶん‐ほう(‥ハフ)【身分法】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 人の家族的生活関係あるいは身分関係を規律する法の総称。親族法・相続法など。家族法。⇔財産法
みょう‐ぼう(ミャウバフ)【明法】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 法律を学ぶこと。法律に通じること。② 令制で、官人登用試験の一部門。日本の律令に通じた者を採用した。[初出の実例]「凡秀才出身。〈…
もん‐ぼう(‥ボフ)【聞法】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 仏語。仏法を聴聞すること。→聞法歓喜・聞法随喜・聞法値遇。[初出の実例]「心滅身没のもの聞法得益すべし」(出典:正法眼蔵(1231‐53)…
ゆい‐ほう(‥ホフ)【遺法】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 古人がのこした定め・法則。特に、釈迦ののこした教えの意で、仏法をさしていう。遺教(ゆいきょう)。[初出の実例]「時人号曰二行基菩薩一…
とくせい‐ほう(‥ハフ)【徳政法】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 徳政②を適用する対象と条件を具体的に規定した法令。徳政令。[初出の実例]「為レ被レ捨二徳政法一、以二同篇古反故一就レ訴二申之一被二…
なっ‐ぽう(‥パフ)【納法】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 年貢を納めること。米納・銭納など年貢を納める方法。また、その年貢。[初出の実例]「地頭方者日来納法加増乎」(出典:東大寺文書‐四ノ一…
ないかん‐ほう(ナイクヮンハフ)【内観法】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( [英語] introspective method の訳語 ) 自分自身の心理過程を、自分自身で考察したり、他の人々の自己観察による報告をもとにしたりし…
びゃく‐ほう(‥ホフ)【白法】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 仏語。① 清浄潔白な法の意で、仏の教えや有漏(うろ)の善法をさす。[初出の実例]「善言栄進求二諸白法一、普為二群生一勇猛无レ退利二益世…
ひょうき‐ほう(ヘウキハフ)【表記法】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ことばを文字で書き表わす時のきまり。文字の選び方、組み合わせ方(かなづかい・送りがななど)、分かち書きなど語のくぎり方、句読点な…
ひょうげん‐ほう(ヘウゲンハフ)【表現法】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 表現の方法。表現のしかた。[初出の実例]「一つの恰好な表現法を発見し」(出典:手巾(1916)〈芥川龍之介〉)
びょう‐ほう(ベウハフ)【描法】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 描写の技法。描きかた。[初出の実例]「曲折無レ勢、斡旋無レ力。与二鉄線蘭葉諸描法一不レ同」(出典:随筆・山中人饒舌(1813)下)「右の…
ひりつ‐ほう(‥ハフ)【比率法】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 経営分析の一方法。貸借対照表、損益計算書などの経営資料における諸項目中、相互に関係のある二つの数値の比率を計算することによって企…
はっせい‐ほう(‥ハフ)【発声法】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 声の出し方。発声の方法。特に、声楽の基礎訓練としての、声の出し方。[初出の実例]「発声法(ハッセイハフ)に於て最も注意すべきことは、…
はっ‐せき【法跡】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「はっしき(法式)」の変化した語 ) 禁令。禁制。法度(はっと)。〔日葡辞書(1603‐04)〕[初出の実例]「辻訴訟は御法跡(ハッセキ)」(…
ほっ‐せ【法施】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 仏語。① =ほうせ(法施)①[初出の実例]「法施(ホッセ)不退の霊場となし給へり」(出典:読本・椿説弓張月(1807‐11)拾遺)② =ほうせ(法…
ぼ‐ほう(‥ハフ)【母法】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 法が他民族または他国家に受け継がれているとき、その母体となった法。⇔子法
ほう‐こく(ハフ‥)【法国】
- 精選版 日本国語大辞典
- ( 「法」はフランスのあて字「法蘭西」から ) フランス国。[初出の実例]「多克未爾(トークヴィール)の父は、法国の爵位ある人にして」(出典:西国立…
ほう‐じゅつ(ハフ‥)【法術】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 法律によって国を治める手だて。法家の術。〔新論‐法術〕② 手段。方法。[初出の実例]「不思量底如何思量、これ非思量なり。これすなはち…
ほう‐じょう(ホフヂャウ)【法杖】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 仏語。坐禅のとき、眠気を催した者などを戒めるのに用いる杖。先端に綿を包んだ球をつけたもの。禅杖。[初出の実例]「是をも法杖と申て、…
ほう‐じょうじゅ(ホフジャウジュ)【法成就】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 仏語。密教で、修法によるその効験があらわれたこと。悉地(しっち)。[初出の実例]「法成就の池にこそとはやすは、神泉苑の池をいふなり」…
ほう‐ちつじょ(ハフ‥)【法秩序】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 国家社会が法律によって整然と規律され、秩序が保たれている状態。[初出の実例]「成文憲法の発生は、ひとつには、不文法から成文法へとい…
ほう‐どう(ホフダウ)【法道】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] 〘 名詞 〙 仏語。① 仏法の真実、真理。[初出の実例]「あまねく諸国にあそびて、人をして法道をしらしめて」(出典:観智院本三宝絵(984)中)②…
ほう‐みょう(ホフミャウ)【法命】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 仏語。法の伝統。仏法の命脈。法脈。法流。[初出の実例]「法命も嗣く方はまさるべく候なり」(出典:栂尾明恵上人伝記(1232‐50頃)下)② …
ほう‐るい(ホフ‥)【法涙】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 仏の慈悲に感謝して出る涙。仏の功徳に感じて流す涙。
ほう‐い(ホフヰ)【法位】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 仏語。① 迷いの境地に相対する永久絶対の真理。真如・法性のこと。〔往生要集(984‐985)〕 〔法華経‐方便品〕② 僧の位階。僧位。[初出の…
ほう‐が(ハフ‥)【法衙】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 司法の官衙(かんが)。裁判所。[初出の実例]「禁令重きは法衙の律内に編し」(出典:明六雑誌‐五号(1874)教門論二〈西周〉)
ほう‐けい【法系】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙[ 一 ] ( ハフ: ) 異国家間または異民族間に、継受によって形成される法の系統。英米法系、大陸法系、ドイツ法系など。〔現代語解説(192…
ろうどう‐ほう(ラウドウハフ)【労働法】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 賃金労働者の生活の向上を目的とする法の総称。契約の自由などの市民法原理を修正し、労使関係を合理的に規整しようとするもの。労働組合…
きょくち‐ほう(‥ハフ)【極地法】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 探検、登山などの時、まず根拠地(ベースキャンプ)を置き、つぎに前進基地を順に前方に設けて目的地に到達する方法。
ぐうげん‐ほう(‥ハフ)【寓言法】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 表面には比喩のみを表現して、裏面にかくした本義を察知させる修辞法。
か‐ほう(クヮハフ)【戈法】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 書道の筆法の一つ。右へ斜めに引きおろした線をはねあげるもの。戈脚(かきゃく)。〔宣和書譜‐歴代諸帝・唐太宗〕
か‐ほう(クヮハフ)【過法】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 過酷な法律。重い刑法。厳しいおきて。〔史記‐韓非子伝〕② 度をすごすこと。物事の程度がすぎること。[初出の実例]「当時洛中之貴賤上下…
おんよく‐ほう(ヲンヨクハフ)【温浴法】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 植物を九時間から一二時間、摂氏約三〇度の湯に浸し、休眠中の芽の生長を促進させる方法。ドイツの植物学者モーリッシュの発案。
かせん‐ほう(‥ハフ)【河川法】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 河川の管理の基本を定めた法律。河川を適正に利用し、流水の機能を正常に保つことを目的とする。現行法は昭和四〇年(一九六五)施行。
きしゃく‐ほう(‥ハフ)【希釈法・稀釈法】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 比色分析法の一つ。濃度のわかっている標準色溶液と試料溶液を同じ大きさの比色管に入れ、両液の色の濃さが等しくなるまで試料溶液を希…
こんごう‐ほう(コンガフハフ)【混合法】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 物体の比熱を測定する方法の一つ。水熱量計内に熱せられた試料の固体または液体を入れ、水とよくかきまぜてその温度上昇を測定し、実験式…
ちょう‐ほう(チャウホフ)【聴法】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「ちょうぼう」とも ) 僧の説法・法話などをきくこと。〔法華義疏(7C前)〕[初出の実例]「しかあれば転法にかならず聴法あるべしと…
でんぱ‐ほう(‥ハフ)【電波法】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 電波の公平で能率的な利用を確保するための法律。大正四年(一九一五)の無線電信法に代わって昭和二五年(一九五〇)制定。無線局の免許…
のり‐めん【法面】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「のりづら」とも ) 土を削り取った所、また、土を盛った所にできた斜面。堤防側面の斜面など。のり。