くに‐がけ・る【国翔】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 国土を飛びまわる。[初出の実例]「天翔り国翔りて、天の下を見廻りて」(出典:延喜式(927)祝詞)
くに‐ざいく【国細工】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 地方でできる細工物。田舎の細工物。転じて、田舎生まれの人。[初出の実例]「無地の丸つばざうがんの国ざいくにはまれ男」(出典:浄瑠璃…
くに‐たま【国魂】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =くにみたま(国御魂)
くに‐どなり【国隣】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 国と国とが隣り合っていること。隣国。また、隣国の者。[初出の実例]「『身どもはそなたの、となりのものじゃが』『やあ、身共は見た事が…
くに‐とり【国取】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 国を領有すること。また、その人。国持ち。[初出の実例]「曾我はやまがの山がつなれど、今はなとりじゃ〈略〉おくにとりじゃ」(出典:浄…
くに‐びき【国引】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「くにひき」とも ) 国を引き寄せること。「出雲風土記」にみえる伝説。八束水臣津野命(やつかみずおみつののみこと)が、新羅(しらぎ)…
くに‐まつり【国祭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 山城国(京都府)賀茂神社の本祭。毎年、四月の吉日に国司が検察して行なった。松尾神社でも行なわれた。《 季語・夏 》[初出の実例]「雖…
くに‐めぐり【国巡】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 諸国をめぐり歩くこと。地方巡視。[初出の実例]「吾川郡玉嶋、或説曰、神功皇后巡国之時、御船泊之」(出典:釈日本紀(1274‐1301)一〇)
くに‐ゆずり(‥ゆづり)【国譲】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 日本の古代神話で、大国主神(おおくにぬしのかみ)が神勅によって国土を瓊々杵尊(ににぎのみこと)に奉って退隠したこと。② 天皇が位を譲…
近江国おうみのくに
- 日本歴史地名大系
- 近江国は一二郡からなり、甲賀郡だけが琵琶湖に臨まない。その甲賀郡を除いて、近江の国の形をみると、湖を中央部に置く回廊をなしていることが歴然…
山城国やましろのくに
- 日本歴史地名大系
- 北は近江国・若狭国、東は近江国・伊賀国、南は大和国、西は河内国・摂津国・丹波国に接し、海には面していないが、中心部の低地に巨椋(おぐら)池…
下野国 しもつけのくに
- 山川 日本史小辞典 改訂新版
- 東山道の国。現在の栃木県。「延喜式」の等級は上国。「和名抄」では足利・梁田(やなだ)・安蘇(あそ)・都賀(つが)・寒川・河内・芳賀(はが)・塩屋(し…
奴国 なこく
- 山川 日本史小辞典 改訂新版
- 「魏志倭人伝」にみえる倭の一国。伊都(いと)国の東南100里の地にあり,官を兕馬觚(しまこ)といい,副官は邪馬台国(やまたいこく)から派遣された卑奴…
常陸国 ひたちのくに
- 山川 日本史小辞典 改訂新版
- 東海道の国。現在の茨城県の大部分。「延喜式」の等級は大国。「和名抄」では新治(にいはり)・真壁・筑波(つくば)・河内・信太(しだ)・茨城・行方(な…
駿河国 するがのくに
- 山川 日本史小辞典 改訂新版
- 東海道の国。現在の静岡県東部。「延喜式」の等級は上国。「和名抄」では志太(しだ)・益頭(ましず)・有度(うど)・安倍・廬原(いおはら)・富士・駿河…
知行国 ちぎょうこく
- 山川 日本史小辞典 改訂新版
- 国守(こくしゅ)となることがはばかられる公卿や高位身分の者に国の知行権(支配権)を与え,収入を得させることを目的とした制度。律令国司制度の変形…
遠江国 とおとうみのくに
- 山川 日本史小辞典 改訂新版
- 東海道の国。現在の静岡県西部。国名は現在の浜名湖を遠淡海(とおつあわうみ)とよんだことに由来。「延喜式」の等級は上国。「和名抄」では浜名(はま…
琉球国りゆうきゆうこく
- 日本歴史地名大系
- 列島の南西端に位置した王国。琉球国は元来、日本の古代律令制に由来する国ではなく、日本とは別個に独立した小国として誕生した。一四世紀後半、中…
甲斐国 かいのくに
- 山川 日本史小辞典 改訂新版
- 東海道の国。現在の山梨県。「延喜式」の等級は上国。「和名抄」では八代(やつしろ)・山梨・巨麻(こま)・都留(つる)の4郡からなる。国府ははじめ山梨…
国検非違使 くにけびいし
- 山川 日本史小辞典 改訂新版
- 平安時代に諸国の非違を糺(ただ)すためにおかれた官職。855年(斉衡2)の大和国の例を初見として21カ国の例が知られ,大宰府にも設置されていた。当初…
安芸国 あきのくに
- 山川 日本史小辞典 改訂新版
- 山陽道の国,現在の広島県西部。「延喜式」の等級は上国。「和名抄」では沼田(ぬた)・豊田・賀茂・安芸・佐伯・山県・高宮・高田の8郡からなる。国府…
安房国 あわのくに
- 山川 日本史小辞典 改訂新版
- 東海道の国。現在の千葉県南部。「延喜式」の等級は中国。古くは上総国に属したが,718年(養老2)4郡をもって安房国となし,741年(天平13)再び上総国…
りっけん‐こく【立憲国】
- デジタル大辞泉
- 立憲政体をとる国。
りょう‐ごく〔レウ‐〕【料国】
- デジタル大辞泉
- 内裏・寺社の造営など特定の必要資金に充てるための租税を課する国。
ひご‐の‐くに【肥後国】
- デジタル大辞泉
- ⇒肥後
ぶんご‐の‐くに【豊後国】
- デジタル大辞泉
- ⇒豊後
むさし‐の‐くに【武蔵国】
- デジタル大辞泉
- ⇒武蔵
むつ‐の‐くに【陸奥国】
- デジタル大辞泉
- ⇒陸奥
りくぐん‐こく【陸軍国】
- デジタル大辞泉
- 強大な陸軍を持つ国。ランドパワー。
すおう‐の‐くに〔すはう‐〕【周防国】
- デジタル大辞泉
- ⇒周防
たじま‐の‐くに〔たぢま‐〕【但馬国】
- デジタル大辞泉
- ⇒但馬
たんば‐の‐くに【丹波国】
- デジタル大辞泉
- ⇒丹波
ちくご‐の‐くに【筑後国】
- デジタル大辞泉
- ⇒筑後
ちくぜん‐の‐くに【筑前国】
- デジタル大辞泉
- ⇒筑前
でわ‐の‐くに〔では‐〕【出羽国】
- デジタル大辞泉
- ⇒出羽
いずも‐の‐くに〔いづも‐〕【出雲国】
- デジタル大辞泉
- ⇒出雲
えちご‐の‐くに〔ヱチゴ‐〕【越後国】
- デジタル大辞泉
- ⇒越後
おうみ‐の‐くに〔あふみ‐〕【近江国】
- デジタル大辞泉
- ⇒近江
かわち‐の‐くに〔かはち‐〕【河内国】
- デジタル大辞泉
- ⇒河内
きたみ‐の‐くに【北見国】
- デジタル大辞泉
- ⇒北見
ひと‐くに【人国/▽他国】
- デジタル大辞泉
- 1 都以外の地方。他国。「―は住み悪しとそいふ速すむやけくはや帰りませ恋ひ死なぬとに」〈万・三七四八〉2 外国。異邦。「黄金は―より献ることは…
ふそう‐こく〔フサウ‐〕【扶桑国】
- デジタル大辞泉
- ⇒扶桑1
ハン‐こく【ハン国】
- デジタル大辞泉
- ハンが統治した国。汗国かんこく。
くんしゅ‐こく【君主国】
- デジタル大辞泉
- 君主制を政体とする国家。[類語]連邦・合衆国・共和国・帝国・王国
さい‐こく【斎国】
- デジタル大辞泉
- 大嘗祭だいじょうさいのとき、悠紀殿ゆきでん・主基殿すきでんに供える饌米せんまいを作るために卜定ぼくじょうされた国。古くは、都の東西から各一…
とうしょ‐こく〔タウシヨ‐〕【島×嶼国】
- デジタル大辞泉
- ⇒島国
さん‐ごく【三国】
- デジタル大辞泉
- 三つの国。古く、日本・中国・インド、または日本・中国・朝鮮のこと。全世界の意にも用いる。「夫それ末代の俗に至っては、―の仏法も次第に衰微せり…
せきど‐こく【赤土国】
- デジタル大辞泉
- 7世紀ごろの東南アジアの国。隋書に記載。所在位置については諸説がある。
きゅう‐こく〔キウ‐〕【九国】
- デジタル大辞泉
- 「九州」に同じ。中国、戦国時代の九つの国。斉せい・楚そ・燕えん・趙ちょう・韓かん・魏ぎ・宋そう・衛えい・中山ちゅうざん。くこく。
こく‐せん【国宣】
- デジタル大辞泉
- 国司や知行国主がその所領内に公布する文書。「いかでか―をば背そむき申さん」〈今昔・一六・一八〉