「アリストテレス」の検索結果

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徳 とく aretē; virtus; perfectio

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
哲学,宗教の中心的課題の一つ。倫理的,道徳的善に対する意志の恒常的志向性,ないしは善を実現する恒常的能力をいう。したがってそれがみずからの…

名辞 めいじ term; name

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
概念の言語的表現のこと。アリストテレスは『形而上学』で horos (ものの端,境界の意) を,三段論法と比例式との類推から,ものの本質を深く規定し…

様態 ようたい mode 英語 mode フランス語

日本大百科全書(ニッポニカ)
事物の在り方についての諸規定を意味する。ただしこのような諸規定のうちでもその事物にとって不可欠な基本的性質(本質)が属性とよばれるのに対し…

能動的理性 のうどうてきりせい nous poiētikos; intellectus agens; active intellect

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
能動的知性ともいう。アリストテレスの概念。質料的,可能的な受動的理性 nous pathētikosに対し,認識の動力因であり現実的な理性。光が色を現実的…

出 隆 イデ タカシ

20世紀日本人名事典
大正・昭和期の哲学者 元・東京大学教授。 生年明治25(1892)年3月10日 没年昭和55(1980)年3月9日 出生地岡山県津山市 学歴〔年〕東京帝国大学哲学…

ガッサンディ がっさんでぃ Pierre Gassendi (Gassend) (1592―1655)

日本大百科全書(ニッポニカ)
フランスの哲学者、自然学者。南フランス、シャンテルシエの農家の出身。1614年アビニョンで神学博士となり、エクス大学の哲学教授、ディーニュの主…

主知主義 しゅちしゅぎ intellectualism

日本大百科全書(ニッポニカ)
人間の心は知・情・意からなるなどといわれるが、このうち知の面を、つまり知性とか理性とか悟性とかよばれる知の機能を、ほかの感情や意志の機能よ…

様相論理学 ようそうろんりがく modal logic

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
現代論理学の一分野。命題の真,偽だけにかかわる,従来のいわゆる二値論理学に対して,可能,必然,不可能などの「命題の様相」を導入し,これらの…

コージブスキー Korzybski, Alfred Habdank Skarbek

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
[生]1879.7.3. ワルシャワ[没]1950.3.1. コネティカット,シャロンポーランド生れのアメリカの哲学者。一般意味論の創始者。 1915年軍務を帯びてカナ…

芸術創作 げいじゅつそうさく Kunstschaffen; creation of art

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
芸術創作はギリシア語の poiēsis (創作,制作) に該当し,praxis (実践,行為) とは区別される。芸術創作の根拠をどこに求めるかによっていくつかの…

マーサ ヌスバウム Martha Craven Nussbaum

現代外国人名録2016
職業・肩書法哲学者 シカゴ大学法学部教授国籍米国生年月日1947年5月6日出生地ニューヨーク市専門アリストテレス研究, 古代ギリシャ研究, フェミニズ…

サン・ビクトール学派 (サンビクトールがくは)

改訂新版 世界大百科事典
パリ郊外のサン・ビクトールSt.Victor修道院(1113建立)に隠退して神秘神学の確立につとめたギヨーム・ド・シャンポーのもとに集まった人々,および…

ジルベール Gilbert de la Porrée

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
[生]1070頃.ポアティエ[没]1154.9.4. ポアティエシャルトル学派を代表するフランスのスコラ哲学者,神学者。ラテン名 Gilbertus Porretanusまたは Pi…

ドリーシュ Driesch, Hans Adolf Eduard

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
[生]1867.10.28. バドクロイツナハ[没]1941.4.16. ライプチヒドイツの生物学者,生命哲学者。 1891~1900年イタリアの生物学研究所に勤務したのち,1…

五感 (ごかん) five senses

改訂新版 世界大百科事典
古くアリストテレスの時代から,外界のいろいろな刺激によって生ずる感覚として視覚,聴覚,味覚,嗅(きゆう)覚,触覚の五つが区別されてきた。こ…

坤輿万国全図 (こんよばんこくぜんず) Kūn yú wàn guó quán tú

改訂新版 世界大百科事典
イタリア人イエズス会士マテオ・リッチ(利瑪竇)(1552-1610)と彼に共鳴した開明的な中国知識人李之藻によって,1602年(万暦30)北京において刊行…

ポルフュリオス Porphyrios 生没年:232か233-305ころ

改訂新版 世界大百科事典
ギリシア哲学者。テュロスに生まれたシリア人である。初めアテナイでロンギノスの門に学び,後にローマで神秘主義的哲学者プロティノスの弟子となっ…

ピンホール・カメラ ぴんほーるかめら pinhole camera

日本大百科全書(ニッポニカ)
針穴写真機。光が小さな穴を通過して何かの物体に当たると、その物体の表面で倒立像を結ぶ現象を利用して、その像を見る装置をいい、現在のカメラの…

アムラン あむらん Octave Hamelin (1856―1907)

日本大百科全書(ニッポニカ)
フランスの哲学者。メーヌ・エ・ロアール県に生まれる。ソルボンヌ大学を卒業後、ボルドー大学教授を経て、1905年母校教授となる。主著『表象の主要…

ギヨーム[オーベルニュ] Guillaume d'Auvergne

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
[生]1180頃.オーリヤック[没]1249. パリフランスの哲学者,神学者。ラテン名 Guilelmus Alvernus。 1228年パリ司教。イブン・シーナーに基づいて存在…

リアリスト

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( [英語] realist )① 現実を尊重して第一義と考える人。現実主義者。現実派。また、実際の利害を重んずる人。打算的な人。レアリスト。[…

ベラール Antoine Vérard 生没年:?-1513か14

改訂新版 世界大百科事典
フランスの出版者。初め細密画家・書家として写本制作に従事していたが,活字本の発展によりその出版に転じた。1485年ボッカッチョの《デカメロン》…

形而上学 けいじじょうがく metaphysics

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
基本的な哲学の仮説を批判的に考察し,存在するものはそれが存在するかぎり何であるかを明らかにしようとする哲学の一分野。「自然学書の次の書」を…

幸福主義 こうふくしゅぎ

日本大百科全書(ニッポニカ)
行為の目的、行為の義務、正邪の基準を幸福に置く倫理的立場。広義の目的論の一形態である。カントのように目的よりも行為の原則や動機を重んじる立…

カタルシス かたるしす katharsis ギリシア語 catharsis 英語

日本大百科全書(ニッポニカ)
原義は古代ギリシア語で「清浄な(カタロン)ものにすること、浄化」を意味する。宗教上の用語として、宗教的な罪障(たとえば、殺人などによる穢(けが…

自然学(アリストテレスの著作) しぜんがく Physica

日本大百科全書(ニッポニカ)
自然学の諸原理を論ずるアリストテレスの著作の総称。自然(フシス)は「運動変化するもののうちにおける運動変化(キーネーシス)(または静止)の…

エウドクソス えうどくそす Eudoxos (前408ころ―前355ころ)

日本大百科全書(ニッポニカ)
ギリシアの数学者、天文学者。小アジア南西岸のクニドスの出身で、プラトンの友人とも門人ともいわれる。数学では比例論を広げて、通約できない量(…

有神論 ゆうしんろん theism

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
神の存在を認める哲学的,神学的立場 (単なる信仰ではない) 。ギリシア語で神を意味する theosより 17世紀にキリスト教の内部でつくられた言葉である…

ジョデル Étienne Jodell 生没年:1532-73

改訂新版 世界大百科事典
フランスの詩人,劇作家。人文学者ミュレの教えるボンクール学寮に学ぶ。1552年に喜劇《ウジェーヌあるいは奇遇》を書き,中世の笑劇と隔絶して,古…

霊魂 れいこん soul

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
有機体一般の生命原理として想定されるもの。プラトンは,これを肉体にとらわれ,故郷である天上に憧れるものとし,アリストテレスは生体の形相と考…

ディオゲネス[シノペ] Diogenēs

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
[生]前412頃[没]前324頃.コリント?シノペ出身のギリシアの哲学者。小ソクラテス学派のキュニコス派の代表的存在で,「樽のディオゲネス」として有名…

スアレス(Francisco de Suárez) すあれす Francisco de Suárez (1548―1617)

日本大百科全書(ニッポニカ)
スペインの哲学者、神学者。新スコラ学派の祖。グラナダの生まれ。イエズス会に入り、サラマンカ大学に学び、各地の神学校、大学の教授を歴任した。…

学位授与式 がくいじゅよしき

大学事典
審査を経て認められた学位を授与される際に行われる儀式であり,現在では卒業式や修了式と実質的に同じである。もともと中世の大学では,学位は教授…

タッソーニ Alessandro Tassoni 生没年:1565-1635

改訂新版 世界大百科事典
イタリアの詩人,批評家。モデナの貴族の生れ。ボローニャ,ピサ,フェラーラに遊学したのち,1599年ローマで枢機卿に仕えるが,1604年に職を辞し,…

ボエチウス Boethius, Anicius Manlius Severinus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
[生]470~475? ローマ?[没]524. パビア?ローマの哲学者,神学者,政治家。名家に生まれてアテネに学び,東ゴート王テオドリック大王に仕え,コンスル…

ビトルージー びとるーじー Nūr al-dīn Abū Isāq al-Birūjī al-Ishbīlī

日本大百科全書(ニッポニカ)
生没年不詳。12世紀後半のイスラムの天文学者。ラテン名はアルペトラギウスAlpetragius。スペイン出身。最初はキリスト教徒で、のちイスラム教徒にな…

普遍論争 ふへんろんそう Universalienstreit ドイツ語

日本大百科全書(ニッポニカ)
ヨーロッパの中世哲学において、「普遍」universaliaをめぐり展開された存在論的・論理学的論争。普遍の問題はすでにプラトン、アリストテレスにおい…

エピカルモス Epicharmos

改訂新版 世界大百科事典
前5世紀初期のシチリアの喜劇詩人。生没年不詳。シラクサ生れと伝えられるが詳細は不明である。アッティカの喜劇詩人キオニデス,マグネスよりもはる…

医学典範 (いがくてんぱん) al-Qānūn fī al-ṭibb

改訂新版 世界大百科事典
11世紀に成立したイブン・シーナーの主著でイスラム医学の最高権威書。グルガーンやハマダーン等イラン各地の宮廷で典医として活躍した著者が公務の…

ディオニシオス(古代ギリシアの歴史家) でぃおにしおす Dionysios Halikarnasseus

日本大百科全書(ニッポニカ)
生没年不詳。古代ギリシアの修辞学者、歴史家。小アジアのハリカルナッソス出身。紀元前30年から長くローマで教鞭(きょうべん)をとり、ローマ建国か…

うに‐るい【海胆類】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 棘皮(きょくひ)動物門の一綱。体は球状、半球状、円盤状で、多数の石灰質骨板が組み合って一つの殻をつくっている。殻の表面には多くの大…

形而上学【けいじじょうがく】

百科事典マイペディア
英語metaphysicsなどの訳。この訳語は《易経》の〈形而上を道と謂(い)う〉の語に基づき,《哲学字彙》(1881年)以来のもの。原語はアリストテレスの…

さん‐せい【三聖】

精選版 日本国語大辞典
[ 一 ] 世界の三人の聖人。釈迦・孔子・キリスト。あるいは老子・孔子・釈迦。[初出の実例]「孔老釈の三聖(セイ)彼遊彊に遊び」(出典:洒落本・聖遊…

政体 (せいたい) form of government

改訂新版 世界大百科事典
政治共同体の支配ないし統治の形態を指す語。西洋において,政治社会に関する自覚的な考察が行われるようになって以来,いかなる形態の政治社会が最…

印象批評 いんしょうひひょう impressionistic criticism

日本大百科全書(ニッポニカ)
芸術作品が個々の批評家の感性や知性に与えた印象または感動によって評価する批評。これは19世紀後半から20世紀にかけて行われた批評方法であり、ア…

フナイン・ブン・イスハーク Ḥunayn b.Isḥāq 生没年:808-873

改訂新版 世界大百科事典
ネストリウス派の医者,翻訳者。ラテン名ヨハンニティウスJohannitius。ユーフラテス河畔のヒーラに薬剤師の息子として生まれ,バグダードでイブン・…

叙事演劇 (じょじえんげき) Episches Theater[ドイツ]

改訂新版 世界大百科事典
しばしば〈叙事的演劇〉とも訳される。なお,これを〈叙事詩(的)演劇〉と訳す場合もあり,言葉だけからいえばそのような訳も可能ではあるが,〈叙…

滑稽 (こっけい) comic

改訂新版 世界大百科事典
ギリシア語のkōmos(歌と踊りのある祝祭行列)に由来する。言葉によるのであれ,身振りや音や色や形によるのであれ,誇張によって引き起こされる笑い…

三一致の法則 さんいっちのほうそく règles de trois unités フランス語

日本大百科全書(ニッポニカ)
演劇用語。「三統一の規則」または「三単一の法則」ともいわれる。戯曲は24時間以内の、一つの場所で起こる、筋が一つの物語を扱わねばならないとす…

様相論理学 ようそうろんりがく modal logic 英語 modale Logik ドイツ語

日本大百科全書(ニッポニカ)
「可能」「必然」などの、様相に言及することばの入った命題によって組み立てられた論証の構造を研究する論理学。すでにアリストテレスに、このよう…

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