フィッシャー Fischer, Emil Hermann
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1852.10.9. アウスキルヘン[没]1919.7.15. ベルリンドイツの有機化学者。ボン大学で F.ケクレに,シュトラスブルク大学で A.バイヤーに師事。ミ…
ベタイン betaine
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- (1) (CH3)3N+CH2COO- の化学式で表わされる化合物。広く動植物界に分布する。潮解性の鱗片晶または角柱晶。水のほかにアルコールにもよく溶けるが,…
ゴム
- 百科事典マイペディア
- 一般にゴムまたはガムと呼ばれている物質にはいくつかの種類があるが,ふつうゴムと言えば弾性を示す高分子化合物をさす。弾性ゴムともいう。天然ゴ…
ミネラル mineral
- 改訂新版 世界大百科事典
- 無機質ともいう。食物中には少量しか含まれないが,動物にとって必要な無機成分のこと。体を構成する諸元素のうち,炭素,水素,酸素,窒素を除いた…
ポリエチレングリコール polyethylene glycol
- 改訂新版 世界大百科事典
- エチレンオキシド(酸化エチレン)を水酸化ナトリウムまたはフッ化ホウ素などのイオン触媒の存在下で重合させると得られる,分子量500~1000の液状な…
アルゴン argon
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 元素記号 Ar ,原子番号 18,原子量 39.948。周期表 18族,希ガス元素の1つ。天然には安定同位体アルゴン 40 (存在比 99.6%) ,36 (0.337%) ,38 (0.…
臭化カリウム しゅうかかりうむ potassium bromide
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- カリウムと臭素の化合物。俗にブロムカリというが正しくない。天然の鉱物中にもみいだされるが、工業的には臭素を水酸化カリウム水溶液と反応させて…
焼成リン肥 しょうせいりんぴ
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 溶融に至らない温度でリン鉱石を加熱処理(焼成)した種々のリン酸肥料の総称。リン鉱石中のリン酸は安定なフッ素リン灰石の構造をしており、そのま…
硫酸プロタミン りゅうさんぷろたみん protamine sulfate
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 血液凝固作用をもつヘパリンの拮抗(きっこう)剤で、サケ科などの魚類の成熟精巣から抽出したプロタミンの硫酸塩をいう。分子量1万以下の強塩基性単純…
輝水鉛鉱 きすいえんこう molybdenite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- モリブデンのもっとも重要な鉱石鉱物。六方型・三方型の2種類の多型が知られている。酸性深成岩中の高温ないし気成鉱脈鉱床、接触交代鉱床(スカルン…
酸化鉄 サンカテツ iron oxide
- 化学辞典 第2版
- 【Ⅰ】酸化鉄(Ⅱ):FeO(71.85).一酸化鉄ともいう.黒色の粉末.シュウ酸鉄(Ⅱ)を空気を断って加熱すると得られるが,Fe2O3がつねに混在する.密度5.7 g…
媒染染料 バイセンセンリョウ mordant dye
- 化学辞典 第2版
- あらかじめ水溶性多価金属塩(媒染剤)で繊維を処理,加熱加水分解して金属酸化物としたのち,染色することにより繊維上に不活性金属錯塩化合物を生じ…
フーバー フーバー Huber, Robert
- 化学辞典 第2版
- ドイツの生化学者.ミュンヘン工科大学で化学を学び,ジアゾ化合物の結晶構造の研究で,1963年博士号を取得.マックス・プランク協会生化学研究所所…
鉱物 コウブツ mineral
- 化学辞典 第2版
- 地殻やマントルを構成する最小単位であり,物理化学系での一つの相(phase)という意味での均質な物質.地殻やマントルの物質を問題にする場合は,鉱物…
エレクトレット electret
- 改訂新版 世界大百科事典
- 強い誘電性をもった絶縁体に電場を加えて電気分極を起こさせ,その電場を去っても帯電が保たれている物質をいう。磁場の中に置いた強磁性体が磁化し…
ポルフィリン ぽるふぃりん porphyrin
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 4個のピロール環が4個の炭素で結合して閉環したポルフィンにメチル基などの側鎖のついた化合物の総称。生体内の酸化還元反応に重要な役割を果たして…
一重項酸素 イチジュウコウサンソ singlet oxygen
- 化学辞典 第2版
- 酸素分子には基底状態(3Σg-)の上に比較的エネルギーの低い励起状態,1Δg と 1Σg+ が存在するが,これら二つの一重項状態にある酸素をまとめて一重…
塩化スズ エンカスズ tin chloride
- 化学辞典 第2版
- 【Ⅰ】塩化スズ(Ⅱ):SnCl2(189.62).二塩化スズともいう.金属スズを融解し,塩素と反応させると無水物が得られる.無水物は無色の斜方晶系結晶.密度…
さる【然有】 物((もの))にて
- 精選版 日本国語大辞典
- ① いうまでもなく。当然のことであって。もちろんのこと。[初出の実例]「かやうの舟・破子(わりご)・透箱(すきばこ)などして、この三人の人になん給…
ヘキソース へきそーす hexose
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 炭素数6の単糖の総称。六炭糖ともいう。組成式はC6H12O6。アルドヘキソースとケトヘキソースに大別される。アルドヘキソースとケトヘキソース糖類と…
ペントース ぺんとーす pentose
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 炭素数5の単糖の総称。五炭糖ともいう。アルドペントースとケトペントースに大別される。アルドペントースとケトペントース糖類とはヒドロキシ基(-O…
硫化スズ りゅうかすず tin sulfide
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- スズと硫黄(いおう)の化合物。2価と4価のものが知られる。(1)硫化スズ(Ⅱ) スズ(Ⅱ)塩の酸性溶液に硫化水素を通ずると水和物として得られる。褐黒色の…
しあんちゅうどく【シアン中毒 Cyanide Poisoning】
- 家庭医学館
- [どんな病気か] シアン(青酸化合物(せいさんかごうぶつ))は、酸素を運ぶ血液のはたらきを阻害し、窒息(ちっそく)させます。 輸入穀類や…
マイヤー Julius Lothar Meyer 生没年:1830-95
- 改訂新版 世界大百科事典
- ドイツの化学者。チューリヒとビュルツブルクで医学を修め,ハイデルベルクでR.W.ブンゼンに化学を,ケーニヒスベルクでノイマンF.E.Neumann(1798-1…
マジャンディ François Magendie 生没年:1783-1855
- 改訂新版 世界大百科事典
- フランスの生理学・病理学・薬理学者。ボルドーの生れ。ガレノスの伝統を受け継ぐ体系医学を排し,実験,観察に基礎をおく実証医学の草分けとなった…
キュリー=ワイスの法則 (キュリーワイスのほうそく) Curie-Weiss' law
- 改訂新版 世界大百科事典
- 強磁性体および反強磁性体の常磁性への相転移温度(前者ではキュリー温度,後者ではネール温度という)以上の温度における,磁化率と絶対温度との関…
酸化ヒ(砒)素 (さんかひそ) arsenic oxide
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 五酸化二ヒ素diarsenic pentoxideヒ素の酸化物の総称。酸化数ⅢとⅤの化合物,三酸化二ヒ素と五酸化二ヒ素とが知られている。四酸化二ヒ素As2O…
真空蒸着 (しんくうじょうちゃく) vacuum deposition
- 改訂新版 世界大百科事典
- 高真空中で金属や化合物などを蒸発させ,被処理材の表面にそれらを析出させて薄い皮膜を形成させる表面処理法。高温に保たれた蒸発源と低い温度に保…
ウルシオール urushiol
- 改訂新版 世界大百科事典
- ウルシの外皮に切傷をつけ,流出する液,すなわち生漆(きうるし)を精製したもので,日本産ウルシの主成分である。生漆にはそのほかに水,ゴム質,…
PCB【ピーシービー】
- 百科事典マイペディア
- ポリ塩化ビフェニルの略。塩化ビフェニルとも。ベンゼン環が二つ連なったビフェニルの1個以上の水素が塩素で置換された合成有機化合物。理論的には2…
硫酸カリウム りゅうさんかりうむ potassium sulfate
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 硫酸のカリウム塩。硫酸カリともいう。天然にはアルカナイトとして産出する。工業的には、カイナイトMgSO4・KCl・3H2O、ピクロメライトMgSO4・K2SO4…
フランカルボン酸 ふらんかるぼんさん furancarboxylic acid
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- フランの水素原子1個をカルボキシ基-COOHで置き換えた化合物で、2-フランカルボン酸(別名は焦性粘液酸)と、3-フランカルボン酸の2種類がある。(1)2…
フルフラール ふるふらーる furfural
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 複素環式アルデヒドの一つ。2-フランカルバルデヒド、α(アルファ)-フルアルデヒドなどともよばれる。フーゼル油をはじめ、いくつかの精油中に含まれ…
テルペン terpene
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- テルペノイドとも呼ばれる。主として植物中に含まれる天然有機化合物で,炭素原子数が5の倍数であるような化学式をもつものの総称。モノテルペン,セ…
イッテルビウム いってるびうむ ytterbium
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 周期表第3族に属する希土類元素の一つ。原子番号70、元素記号Yb。1794年フィンランドのガドリンはスウェーデン、ストックホルム郊外イッテルビーYtte…
イソチオシアン酸エステル イソチオシアンサンエステル isothiocyanic ester
- 化学辞典 第2版
- イソチオシアナートともいう.R-N=C=Sの一般式をもつ化合物の総称.チオシアン酸エステルR-S-C≡Nの異性体である.イソチオシアン酸H-N=C=Sの水素を有…
2,2-ジフェニル-1-ピクリルヒドラジル ジフェニルピクリルヒドラジル 2,2-diphenyl-1-picrylhydrazyl
- 化学辞典 第2版
- C18H12N5O6(394.32).略称DPPH.1,1-ジフェニルヒドラジンに塩化ピクリルを作用させて,1,1-ジフェニル-2-ピクリルヒドラジンを合成し,さらにベンゼ…
マイヤー マイヤー Meyer, Victor
- 化学辞典 第2版
- ドイツの有機化学者.ベルリンに生まれる.ハイデルベルク大学で化学を学び,18歳で学位を取得後,R.W.E. Bunsen(ブンゼン)の助手,さらに1868年ベル…
デュワー デュワー Dewar, James
- 化学辞典 第2版
- スコットランド生まれのイギリスの化学者.エジンバラ大学で学ぶ.1869年エジンバラの王立獣医大学の講師となり,1873年からスコットランド農業協会…
全酸素要求量 ゼンサンソヨウキュウリョウ total oxygen demand
- 化学辞典 第2版
- 略称TOD.水中の有機物による酸素消費量の表示法の一つで,水質汚濁の指標となる.JISに定められているBOD(生化学的酸素要求量)やCOD(化学的酸素要求…
フッ化マンガン フッカマンガン manganese fluoride
- 化学辞典 第2版
- 【Ⅰ】フッ化マンガン(Ⅱ):MnF2(92.93).二フッ化マンガンともいう.酸化マンガン(Ⅱ)または金属マンガンをフッ化水素酸に溶かした溶液を蒸発させると…
硫酸 リュウサン sulfuric acid
- 化学辞典 第2版
- H2SO4(98.08).水溶液濃度が90% 以上のものを濃硫酸といい,それ以下の濃度のものを希硫酸という.二酸化硫黄から無水硫酸をつくり,水と反応させて…
P.E.M. ベルトロ Pierre Eugène Marcellin Berthelot
- 20世紀西洋人名事典
- 1827.10.25.(27.説あり) - 1907.3.18 フランスの化学者,政治家。 元・コレージュ・ド・フランス教授,元・外務大臣,元,フランス科学アカデミー会長…
放射化学 ほうしゃかがく radiochemistry
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 放射性物質を研究対象とする化学の一分野。1896年フランスの物理学者ベックレルにより放射能の現象が発見されてから、放射性元素についての多くの化…
シンチグラム scintigram
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 検査の目的とする臓器,組織に適切な放射性同位元素 (RI) あるいはその標識化合物をトレーサーとして体内に投与し,その放射能を体外から測定して分…
名物めいぶつに旨うまい物ものなし
- デジタル大辞泉
- 名物といわれるものは、えてしておいしくない。名は必ずしも実を伴わないことのたとえ。[類語]名所に見所なし
ねり‐もの【練(り)物/×邌り物】
- デジタル大辞泉
- 祭礼などのときに、町なかを練り歩く行列や山車だしなど。おねり。
つり‐もの【釣者・釣物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① ( ━する ) 路上などで出会った見知らぬ者をさそって情を交わすこと。[初出の実例]「釣者(ツリモノ)といふは、物見物参りの道路にて、近…
ポリマー polymer
- 改訂新版 世界大百科事典
- 同じ種類の小さい分子が互いに多数結合し,それに相当する構造単位のくり返しによって構成された分子,またはそれから成る物質をポリマー(重合体)…
サポニン さぽにん saponin
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 植物に広く存在する配糖体(糖類と炭水化物の複合体)で、炭水化物の部分が窒素を含まない多環式化合物からできているものの総称。水溶液は泡立ちや…