さん‐とう(‥タウ)【三到】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 読書するために必要な三つの事。心到・眼到・口到の称。心と目と口をじゅうぶんにはたらかせて熟読し味わうこと。〔譬喩尽(1786)〕 〔…
さん‐ね(‥エ)【三衣】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「さんえ」の連声 ) ⇒さんえ(三衣)
さん‐ねつ【三熱】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 仏語。三つのはげしい苦しみ。すなわち、熱風や熱砂で皮肉や骨髄を焼かれる、悪風が吹き起こって居所や衣飾などを失う、金翅鳥(こんじち…
さん‐ぱい【三牌】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 仏語。禅宗の寺院で、仏殿の本尊の前に奉安する三枚の木牌。[初出の実例]「建仁寺禅居菴大鑑禅師所レ建三牌云」(出典:禅林象器箋(1741…
さん‐ぱい【三輩】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 仏語。無量寿経で、極楽浄土に往生する人をその資質などの差によって三段階に分けた、上輩・中輩・下輩の総称。[初出の実例]「其有二至…
さん‐ぴ【三碑】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 一 ] 日本で有名な三つの古碑。下野(栃木県)の那須の国造(くにのみやつこ)の碑と、上野(群馬県)の多胡の碑と、陸前(宮城県)の多賀城の碑(壺…
さん‐ぶ【三部】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 書物の三そろい、三組。また、重要な三つの書物。[初出の実例]「万葉には仙覚がしたる注釈と云ものと、阿彌陀仏の林採葉集と、又仙覚が…
さん‐ぶぎょう(‥ブギャウ)【三奉行】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] 〘 名詞 〙 江戸幕府の寺社奉行・町奉行・勘定奉行の総称。これらが評定所一座を構成した。〔職掌録(18C中‐後)〕[ 2 ] 豊臣時代、五奉行…
さん‐ふくでん【三福田】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「福田」は[梵語] puṇya-kṣetra の訳。福徳を生ずる田の意 ) 仏語。供養することによって福報を受ける三つのもの。功徳福田・報恩福田…
さん‐ふこう(‥フカウ)【三不孝】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「孟子‐離婁上」に「不孝有レ三、無レ後為レ大」とあり、趙岐の注に「於レ礼有二不レ孝者三事一謂、阿レ意曲従、陥二親不義一、一不孝…
さん‐ぶっしん【三仏身】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =さんじん(三身)
さん‐ぶつど【三仏土】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 仏語。三身の居住する三種の仏土。法身(ほっしん)仏の居所としての法性土、報身仏の居所としての受用土、化身(けしん)仏の居所としての変…
さん‐ふどう【三不動】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 一 ] 大津三井寺の黄不動、高野山の赤不動、京都青蓮院の青不動の三つの不動明王。平安時代の密教が盛んで不動信仰の厚かったころの画像。[ 二 ] …
さんぷん【三墳】
- 精選版 日本国語大辞典
- 中国古代の書籍の名。三皇(さんこう)の事跡を述べた書という。→三皇。[初出の実例]「九経三史、括二嚢心蔵一、三墳八索、諳二憶意府一」(出典:三教…
さん‐ぼう(‥バウ)【三房】
- 精選版 日本国語大辞典
- 名前に「房」の字のついている三人の博識の人。平安時代の藤原伊房(これふさ)・藤原為房・大江匡房(まさふさ)。また、鎌倉末期から南北朝時代の吉田…
さん‐み(‥ヰ)【三位】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「さんい」の連声 )① ( ━する ) 位階の第三位で、正(しょう)三位または従(じゅ)三位。また、その人。正三位、または従三位に任ぜられる…
さん‐みん【三民】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 華族・士族に対していう ) 農・工・商を職業とする人。農・工・商の階級。[初出の実例]「一は以て華士両族に三民の蔑視すべからざるを…
そう‐し(サウ‥)【三四】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① ( 「さんし(三四)」の変化した語 ) 三か四ぐらいであること。「三四人」「三四年」などと用いる。[初出の実例]「姫君を二たび返したま…
三修
- 朝日日本歴史人物事典
- 没年:昌泰2.5.12(899.6.23) 生年:天長6(829) 平安前期の法相宗,真言宗の僧。「さんじゅ」ともいう。一説に昌泰3(900)年5月13日死去。京都の人。俗…
三河港
- デジタル大辞泉プラス
- 愛知県にある港。1962年5月、豊橋港、蒲郡港、田原港、西浦港が統合されて設立。本州のほぼ中央に位置する物流の拠点。港湾管理者は、愛知県。重要港…
三大仏
- とっさの日本語便利帳
- ▽(1)東大寺(奈良)、太平寺(河内)、関寺(近江)の大仏 (2)東大寺(奈良)、高徳院(鎌倉)、方広寺(京都)の大仏
さんりつ【三立】
- [日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション
- 福島の日本酒。酒名は、造る人、売る人、飲む人の三者がともに栄え立ちゆくようにとの願いを込めて命名。蔵元は「三立酒造店」。現在は廃業。蔵は須…
三好学【みよしまなぶ】
- 百科事典マイペディア
- 植物生理学者,植物生態学者。岐阜の生れ。東大植物学科を卒業。ライプチヒ大学で学び,帰国後東大教授。近代的な植物生理学・生態学を紹介した。天…
葛三 (かっさん)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- ⇒倉田葛三(くらた-かっさん)
三勝 (さんかつ)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- ?-1696* 江戸時代前期の女舞芸人。元禄(げんろく)8年12月7日,大坂千日寺の墓地で馴染(なじ)み客の赤根屋半七と心中。同年冬にはこの事件が歌舞伎「…
三太 (さんた)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- 青木茂の児童文学の主人公。山梨県道志村にすむ,わんぱくだがあかるく,にくめない少年。担任の花荻(はなおぎ)先生が大すき。敗戦直後,「赤とんぼ」に…
三八 (さんぱち)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- 1752-? 江戸時代中期の漂流民の子。宝暦2年ロシアのヤクーツク生まれ。父三之助は,延享元年遭難して千島列島に漂着した陸奥(むつ)佐井村(青森県)の…
三徳山
- 事典・日本の観光資源
- (鳥取県東伯郡三朝町)「森林浴の森100選」指定の観光名所。
みくに【三国】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 一 ] 福井県北部の地名。九頭龍川の河口に臨む。北陸道の要港で日本海三津七港の一つ。江戸時代には日本海西回り航路の寄港地として繁栄。現在は漁…
みつ‐ばち【三鉢】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 肴三種(煮物・あえもの・刺身)をそろえた鉢料理。〔随筆・皇都午睡(1850)〕
みつ‐わ【三輪】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 紋所の名。三つの円形をすこしずつ重ねて図案化したもの。② 「みつわまげ(三輪髷)」の略。[初出の実例]「老込まぬ昔三輪に檜垣結ひ」(…
みめぐり【三囲】
- 精選版 日本国語大辞典
- 三囲神社の略称。また、その付近の通称。
じゅう‐さん(ヂュウ‥)【重三】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 陰暦三月三日の節供。上巳(じょうし)。ちょうさん。② 双六(すごろく)で、二つの賽(さい)の目がともに三と出ること。ちょうさん。朱三(し…
三人形 (通称) みつにんぎょう
- 歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典
- 歌舞伎・浄瑠璃の外題。元の外題三人形紅の彩色 など初演文化14.4(江戸・桐座)
三一致 (さんいっち)
- 改訂新版 世界大百科事典
- →三統一
三諸山 (みもろやま)
- 改訂新版 世界大百科事典
- →三輪山
みのき【三軒】
- 改訂新版 世界大百科事典
みお【三尾】
- 改訂新版 世界大百科事典
みかづき【《三日月》】
- 改訂新版 世界大百科事典
みかわこう【三河港】
- 改訂新版 世界大百科事典
みつくえ【三机】
- 改訂新版 世界大百科事典
十三 じゅうそう
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 大阪市淀川区(よどがわく)にある繁華街地区。新淀川右岸にあり、かつては渡しがあった。1910年(明治43)箕面(みのお)有馬鉄道(現、阪急電鉄宝塚線…
三会 さんえ
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 三度にわたる法会(ほうえ)または3種の法会。「さんね」ともいう。日本の代表的三大勅会(三会)には南京(なんきょう)三会と北京(ほっきょう)三会があ…
三韓 さんかん
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 古代朝鮮の半島南部に住んだ韓族の総称。3世紀中ごろには、馬韓(ばかん)(50余国)、辰(しん)韓(12国)、弁辰(べんしん)(12国、弁韓ともいう)に分…
三道 さんどう
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 世阿弥(ぜあみ)の能楽論書。1423年(応永30)、次男の観世元能(もとよし)に与えたもの。『能作書』ともよばれるとおり、能の作品の作り方について詳…
三筆 さんぴつ
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 日本書道史上の、優れた3人の能書家。普通、単に三筆といえば、平安初期の空海(くうかい)(弘法(こうぼう)大師)、嵯峨(さが)天皇、橘逸勢(たちばな…
さん‐げん【三元】
- デジタル大辞泉
- 1 上元(正月15日)・中元(7月15日)・下元(10月15日)。2 《年・月・日の元はじめの意から》1月1日のこと。元日。三始。《季 新年》3 天地の初…
さん‐じゅう〔‐ジフ〕【三十/×卅】
- デジタル大辞泉
- 1 10の3倍の数。2 30歳。みそじ。
さん‐じゅん【三旬】
- デジタル大辞泉
- 1 月の上旬・中旬・下旬。2 30日間。1か月。
さん‐しょ【三所】
- デジタル大辞泉
- 《「さんじょ」とも》三つの場所。3か所。「―の権扉けんぴをおしひらき給へり」〈平家・七〉「三所権現さんしょごんげん」の略。