「化合物」の検索結果

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ラクタム(lactam)

デジタル大辞泉
環式化合物で、環状部分に-NHCO-を有するもの。分子内でアミノ酸のアミド基とカルボキシル基とが脱水反応によって環状アミドを生成したもの。カプロ…

マイクロカプセル(microcapsule)

デジタル大辞泉
粒径数~数百ミクロンの微小なカプセル剤。微細な物質を核としてゼラチンやポリビニルアルコールなどの高分子化合物で被覆したもの。膜に選択的な透…

ミルス‐ニクソン効果【Mills-Nixon effect】

法則の辞典
芳香族環と脂環の縮合した多環化合物の場合,単結合が共有されている構造のほうが安定であるということ.最初ヒドロインデンについて予測され,双極…

アミド

栄養・生化学辞典
 (1) NH2−というアニオン.ナトリウムアミド,NaNH2などがある.(2) 酸アミド.カルボン酸のヒドロキシル基を-NH2で置換した化合物.アスパラギン,…

チオエステル結合

栄養・生化学辞典
 RC(=S)ORの構造をもつ化合物をいうが,チオールエステル結合(RC(=O)SR)も含める場合がある.生化学では通常後者をいう.例えばアセチルCoAの酢酸…

ニコチン酸

栄養・生化学辞典
 C6H5NO2 (mw123.11).  ビタミンB群の一つであるナイアシンの活性を示す化合物の一つ.抗ペラグラ因子,ビタミンPPなどとよばれた.NAD,NADP合…

ヘキソサミン

栄養・生化学辞典
 ヘキソースのヒドロキシル基がアミノ基に置換された化合物の総称.例えば,図のグルコサミン.ヘミアセタールのヒドロキシル基がアミノ基で置換さ…

水俣病

栄養・生化学辞典
 工場排水によって水俣湾に排出された有機水銀化合物によって汚染された魚介類を食べて,人や動物が冒された疾患.言語障害,歩行失調,視野狭さく…

化学式量【かがくしきりょう】

百科事典マイペディア
単に式量とも。一つの化合物を化学式で示したときのその成分原子の原子量の和をいう。塩化ナトリウムNaClのような,単独の分子の存在を認め難いもの…

液体アンモニア【えきたいアンモニア】

百科事典マイペディア
アンモニアを液化したもの。無色流動性の液体。水とよく似た性質をもち,多くの無機・有機化合物を溶かす。非水溶媒として用いられるほか,冷凍用冷…

カテコールアミン catecholamine

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
カテコール (1,2-ジオキシベンゼン) の側鎖にアミノ基が結合した形の化合物の総称。ドーパミン,アドレナリン (エピネフリン) ,ノルアドレナリンな…

ちっそ‐たいしゃ【窒素代謝】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 餌(え)に含まれるアミノ酸などの窒素化合物や組織蛋白質が動物の体内で分解され、アンモニアなどの尿中の窒素として排泄されるまでの過程…

かく‐さん【核酸】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 単純蛋白質と結合して核蛋白質の生成にあたる高分子有機化合物の一群。燐酸、塩基、糖の三成分から成り、生物の健康維持、増殖、遺伝など…

カルシウム‐シアナミド

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( [英語] calcium cyanamide ) 石灰窒素の主成分。化学式 CaCN2 無色、六方晶系固体。鋼の焼き入れ、窒素化合物の製造原料などに用いられ…

こう‐しょう(クヮウシャウ)【鉱床】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 有用な元素や化合物をふくむ鉱物が、濃集している地殻の部分。成因的には、火成鉱床、堆積鉱床、変成鉱床などに、産状からは、鉱脈、層状…

カルバニオン carbanion

改訂新版 世界大百科事典
炭素原子上に負電荷をもつ有機化合物のイオンをいう。カルボカチオンの対照語で炭素carboの陰イオンanionの意。炭素原子から陽子が脱離してできるカ…

フッ化水素 ふっかすいそ hydrogen fluoride

日本大百科全書(ニッポニカ)
水素とフッ素の化合物。フッ化水素カリウムKHF2を熱するか、蛍石(ほたるいし)CaF2に濃硫酸を加えて熱すると得られる。常温で無色発煙性の液体。式量…

フッ素化学 ふっそかがく fluorine chemistry

日本大百科全書(ニッポニカ)
フッ素およびフッ素化合物に関する化学。フッ素は、元素としての存在は比較的古くから知られていたが、反応性がきわめて高く、単体として取り出した…

酸化状態 サンカジョウタイ oxidation state

化学辞典 第2版
物質中の原子の酸化の度合を示すもので,以下の規則に従って電子数を数えて,化合物中の原子が形式的に示す荷電数で表す.ただし,分数,非整数は使…

サマリウム サマリウム samarium

化学辞典 第2版
Sm.原子番号62の元素.電子配置[Xe]4f 66s2の周期表3族ランタノイド元素.希土類元素セリウム族の一つ.原子量150.36(2).質量数144(3.07(7)%),14…

アルカリ融解 (アルカリゆうかい) alkali fusion

改訂新版 世界大百科事典
(1)200~350℃で溶融した水酸化アルカリ中で有機化合物に化学変化を起こさせる操作。アルカリ溶融ともいう。脂肪酸をアルカリ融解すると,炭素数が2…

ケンダル ケンダル Kendall, Edward Calvin

化学辞典 第2版
アメリカの生化学者.コロンビア大学で化学を修める.1910年よりデトロイトのParke Davis会社で,甲状腺抽出物の研究をはじめる.1911~1913年ニュー…

しょうさん‐えん(セウサン‥)【硝酸塩】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 硝酸の水素原子が金属原子で置換されて生じた塩。一般式 MNO3 広義には、非金属の原子または基で置換されて生じた化合物も含めていう。有…

再配列イオン サイハイレツイオン rearrangement ion

化学辞典 第2版
リアレンジメントイオンともいう.電子衝撃などでイオン化された分子の断片イオンのうち,親分子イオン内部で2か所以上の結合が切断し,それら断片が…

固溶体 (こようたい) solid solution

改訂新版 世界大百科事典
2種類以上の原子が,ある範囲内において任意の割合で均一に混じり合ってできる結晶。混晶mixed crystalとも呼ばれる。ふつうの化合物(定比化合物)…

ベルトレ Claude Louis Berthollet 生没年:1748-1822

改訂新版 世界大百科事典
フランスの化学者。オルレアン公の援護のもとに初めは医者であったが,1780年にアカデミー・デ・シアンスの化学の会員となった。真っ先にA.L.ラボア…

シクロペンタン しくろぺんたん cyclopentane

日本大百科全書(ニッポニカ)
シクロアルカンの一つ。ペンタメチレンともいう。無色、可燃性の液体。石油原油中に存在する。石油エーテル、ガソリン部分から精密分留によって入手…

チーグラー Ziegler, Karl

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
[生]1898.11.26. ヘルサ[没]1973.8.12. ミュールハイムドイツの有機化学者。 1923年マールブルク大学で学位取得後,ハイデルベルク大学,ハレ大学を…

ちっそ‐こうぎょう(‥コウゲフ)【窒素工業】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 空気中の窒素を分離・固定し、窒素化合物を製造する化学工業。炭化カルシウムと窒素を化合させて石灰窒素を製造する石灰窒素工業、窒素と…

ベンジジン転位 (ベンジジンてんい) benzidine rearrangement

改訂新版 世界大百科事典
ヒドラゾベンゼン((1))は酸の存在下で4,4′-ジアミノビフェニル(ベンジジン,(2))に転位する。この転位は1863年ドイツの化学者A.W.vonホフマ…

二重結合【にじゅうけつごう】

百科事典マイペディア
二つの原子間の共有結合で,二つの電子対によって結合しているものをいう。構造式では>C=C<,>C=O,>C=N−,−N=N−,−N=Oなどのように2本の…

メチル化 メチルか methylation

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
有機化合物の炭素,窒素,酸素,硫黄原子などに結合している水素原子をメチル基で置換する反応。このためには,ヨウ化メチル,臭化メチル,硫酸ジメ…

フランクランド Edward Frankland 生没年:1825-99

改訂新版 世界大百科事典
イギリスの化学者。ランカシャーに私生児として生まれる。薬局の徒弟ののち,ロンドンのプレーフェアLyon Playfair(1818-98),ドイツのR.W.ブンゼ…

ポリエン polyene

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
多数のエチレン結合 -CH=CH- を分子内にもつ炭化水素群の総称。重要な化合物にはエチレン結合が共役ポリエン -CH=CH-CH=CH- となっているも…

ディールス ディールス Diels, Otto Paul Hermann

化学辞典 第2版
ドイツの有機化学者.1899年にベルリン大学で学位を取得し,大学に残ってE.H. Fischer(フィッシャー)の助手となり,1904年に講師.1914年ベルリン大…

スチビン スチビン stibine

化学辞典 第2版
【Ⅰ】スチバンSbH3の水素をアルキル(またはアリール)基で置換した有機アンチモン(Ⅲ)化合物の総称.トリフェニルスチビン(C6H5)3Sbなどがよく知られた…

さんか‐すう〔サンクワ‐〕【酸化数】

デジタル大辞泉
化合物中の各原子に、ある一定の方法で電子を割り当てたとき、その原子がもつ電荷の数。物質の酸化還元反応を電子のやりとりから説明するのに用いる…

にさんか‐いおう〔ニサンクワいわう〕【二酸化硫‐黄】

デジタル大辞泉
硫黄や硫黄化合物を燃やすと得られる、刺激臭のある無色の気体。粘膜を冒し、有毒。石炭・石油の燃焼後の排ガスに含まれ、公害の原因の一。硫酸の製…

ユー‐ディー‐エム‐エッチ【UDMH】[unsymmetrical dimethylhydrazine]

デジタル大辞泉
《unsymmetrical dimethylhydrazine》非対称ジメチルヒドラジン。有機化合物の一種。発癌性のある毒物で、強力な発火性を有するところから液体ロケッ…

ビオフラボノイド

栄養・生化学辞典
 ビタミンPともいう.ビタミンCの活性を増強する物質として研究された物質.柑橘類などに含まれる色素化合物で,いくつかの物質が同定されている.…

ヘキサクロロベンゼン(hexachlorobenzene)

デジタル大辞泉
ベンゼンの6個の水素をすべて塩素に置換した化合物。無色の針状結晶。除草剤や穀物用の殺菌剤などに用いられたが、発癌物質でもあり、製造・使用が禁…

ろくふっか‐ウラン〔ロクフツクワ‐〕【六×弗化ウラン】

デジタル大辞泉
ウランと弗素ふっその化合物。常温で白色の固体。セ氏約56.5度で昇華する。空気中の水分と反応して弗化水素を発生する。ガス状の六弗化ウランはガス…

きんぞく‐えん【金属塩】

デジタル大辞泉
酸の水素原子を金属イオンと置換した化合物の総称。塩酸HCl、硫酸H2SO4の水素原子をナトリウムイオン、銅イオンに置き換えたものは、それぞれ塩化ナ…

タール染料【タールせんりょう】

百科事典マイペディア
コールタール染料とも。合成染料のかつての呼び名。合成染料の主原料はベンゼン,ナフタレン,アントラセンなどの芳香族化合物であり,これらは初め…

さん‐アミド【酸アミド】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( アミドは[英語] amide ) アンモニア (NH3) の水素原子一個がアシル基 (RCO-) と置換した化合物の総称。カルボン酸の誘導体として重要。…

ヘキサ ヘキサ hexa

化学辞典 第2版
ギリシア語に由来する数詞6を表す接頭語.たとえば,ヘキサンは C6 の炭化水素.また,1分子内に同じ原子団6個をもつ化合物の命名にも使われる.たと…

スルホン sulfone

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
RR'SO2 の一般式で表わされる化合物。代表的な例としてジメチルスルホン (CH3)2SO2 がある。硫化メチルの酸化で合成される。融点 109℃,沸点 238℃。…

炭化物 たんかぶつ carbide

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
炭素とさらに陽性の強い元素との化合物の総称。3種類に大別でき,陽性の強い元素とイオン性炭化物を,陽性が比較的弱く,原子半径の小さい元素と共有…

中間物 ちゅうかんぶつ intermediate (product)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ベンゼン,ナフタリンなどの原料から,染料,医薬,農薬,合成樹脂,ゴム,香料などの化学製品をつくる途中の過程で合成される化合物をいう。フェノ…

解重合 (かいじゅうごう) depolymerization

改訂新版 世界大百科事典
重合反応の逆反応をいう。高分子化合物が生成する反応の一つである付加重合反応では,モノマー(単量体)である不飽和化合物の不飽和結合が開き,互…

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