方沸石 ほうふっせき analcime
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 沸石の一種。普通、偏菱(りょう)二十四面体あるいはそれに六面体が加わった結晶形を示すが、塊状のこともある。ワイラケイ沸石とは肉眼的に区別でき…
灰簾石 かいれんせき zoisite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 単斜灰簾石と同質異像の関係にある鉱物で、緑簾石の仲間。肉眼的に単斜灰簾石と区別できない。結晶片岩中の副成分鉱物として、また柱状結晶が集合し…
エリオン沸石 えりおんふっせき erionite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 羊毛状あるいは細柱状結晶が放射状に集合する、沸石グループの鉱物。玄武岩や玄武岩質凝灰岩中に種々の沸石とともに産したり、変質流紋岩中にたんぱ…
玄能石 げんのういし glendonite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 方解石の仮晶。玄能(ハンマー)の頭のような形、すなわち扁平(へんぺい)で縁の部分が刃のように薄くなったほぼ菱(ひし)形の輪郭をもつ。あるいは方…
コーンウォール石 こーんうぉーるせき cornwallite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ヒ酸塩鉱物の一つ。コルヌビア石と同質異像関係にある。両者は密接な共存関係にあるため、物理的な生成条件はほとんど同一と考えられる。両者とも擬…
五百石 ごひゃっこく
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 富山県中新川(なかにいかわ)郡立山(たてやま)町の中心地区。旧五百石町。常願寺(じょうがんじ)川右岸に位置し、町立ては江戸後期。富山地方鉄道立山…
紅簾石 こうれんせき piemontite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 緑簾石(りょくれんせき)グループの鉱物。柱状結晶の集合ないし単独粒状をなす。マンガン分に富む珪(けい)質岩起源の広域変成岩(いわゆる紅簾片岩)…
石置屋根 いしおきやね
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 板葺(いたぶ)きの上に石を置いて、板が風で飛ばないようにした屋根のこと。日本では中世の絵巻物に描かれた民家の屋根にしばしばみられ、江戸時代初…
石敢当 いしがんとう
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 魔除(よ)けのために「石敢当」と刻んだ石を立てる中国の俗信。日本でも、江戸時代から各地にあったが、沖縄県には、中国から直接伝わって、いまも社…
石蹴り遊び いしけりあそび Rayuela
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- アルゼンチンの作家コルタサルの長編小説。1963年刊。小説家を志してパリにきたアルゼンチン人オラシオ・オリベイラを主人公に、ある事件がもとで失…
石童丸 いしどうまる
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 前近代に広く知られた伝説上の人物。筑前(ちくぜん)(福岡県)苅萱(かるかや)の庄(しょう)松浦(まつら)の党総領、加藤左衛門繁氏(しげうじ)の子。13…
石舞台古墳 いしぶたいこふん
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 奈良県高市(たかいち)郡明日香(あすか)村島庄(しまのしょう)にある方墳。1辺約54メートル。上部の盛土(もりつち)を失い、巨大な横穴式石室の天井石が…
アルベゾン閃石 あるべぞんせんせき arfvedsonite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- アルカリ角閃石の一種。色の濃淡があるものの、ほとんど不透明に近い柱状結晶をなす。アルカリ深成岩やそのペグマタイトによく産出する。日本では島…
石質凝灰岩 せきしつぎょうかいがん lithic tuff
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 主要構成物質が,噴出されたときすでに固結した岩石を主とする凝灰岩。
石守信 せきしゅしん Shi Shou-xin; Shih Shou-hsin
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]天成3(928)[没]雍煕1(984)中国,宋初の武将。開封浚儀 (河南省開封) の人。初め後周の太祖に仕えて戦功を立て,殿前都指揮使となり,義成軍 (滑…
石清水物語 いわしみずものがたり
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 擬古物語。作者不明。13世紀末の成立か。東国育ちの武士伊予守(いよのかみ)は、幼なじみの少女に思いを寄せるが、少女は時の有力貴族の姫君であった…
えんせきそうるい【円石藻類】
- 改訂新版 世界大百科事典
きんこうせき【金紅石】
- 改訂新版 世界大百科事典
えいすいせき【鋭錐石】
- 改訂新版 世界大百科事典
あまくさとうせき【天草陶石】
- 改訂新版 世界大百科事典
あられいし【アラレ(霰)石】
- 改訂新版 世界大百科事典
いしがこいろ【石囲炉】
- 改訂新版 世界大百科事典
いしだてもりぞう【石館守三】
- 改訂新版 世界大百科事典
いしはじき【石はじき】
- 改訂新版 世界大百科事典
いしわりせきだ【石割りせきだ】
- 改訂新版 世界大百科事典
いたいしとうば【板石塔婆】
- 改訂新版 世界大百科事典
あおとらめいし【青虎目石】
- 改訂新版 世界大百科事典
亜鉛くじゃく石 あえんくじゃくいし rosasite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- くじゃく石の部分亜鉛置換体。化学組成式で正確に示すと、Cu(Zn,Cu)[(OH)2|CO3]となり、つねにCu(銅)>Zn(亜鉛)であり、くじゃく石との間には結…
しゅみせんいし【須弥山石】
- 改訂新版 世界大百科事典
ざくろいしれるぞらいと【ザクロ石レルゾライト】
- 改訂新版 世界大百科事典
ざっせきたい【雑石帯】
- 改訂新版 世界大百科事典
さんぞんせき【三尊石】
- 改訂新版 世界大百科事典
日本の石
- 知恵蔵mini
- 日本鉱物科学会が、同学会が財団法人化した記念事業として、国鳥のキジや国蝶のオオムラサキのように学術団体として、正式に選定をした石のことで、…
シールー(石碌) シールー Shilu
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 中国華南地方,ハイナン (海南) 省,ハイナン島西部のチャンチヤン (昌江) リー (黎) 族自治県にある鉄鉱山。露天掘りで赤鉄鉱を主とし,磁鉄鉱も産…
三稜石 さんりょうせき facetted pebble
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ドライカンターともいう。風食作用により表面に数個の平面と稜とが生じた礫。砂漠や風の強い砂浜海岸などでみられる。
石達開 せきたつかい (1831―1863)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 中国、太平天国の指導者の1人。広西省貴県の客家(はっか)の富農出身。1851年金田蜂起(きんでんほうき)に参加、翼王に封ぜられた。戦術に優れ、鎮圧に…
石霞渓 せっかけい
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 鳥取県南西部、日野郡日南(にちなん)町の景勝地。日野川の谷頭(こくとう)侵食部にできた峡谷で、上流には谷の浅い高原が開ける。約2キロメートルの渓…
相州小松石 そうしゅうこまついし
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 神奈川県足柄下(あしがらしも)郡湯河原(ゆがわら)町付近に産する安山岩の石材名。箱根火山の古期外輪山を形成する溶岩の一つで、同県真鶴(まなづる)…
葱臭石 そうしゅうせき
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- →スコロド石
たんぱく石 たんぱくせき
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- →オパール
唾石症 だせきしょう sialolithiasis
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 唾液腺(せん)または唾液排泄(はいせつ)導管内に唾液中の石灰分が沈殿して生じた結石を唾石とよび、唾石の存在によって生じる種々の疾患を総称して唾…
十字沸石 じゅうじふっせき phillipsite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 沸石の一種で、両錐(りょうすい)の斜方柱状結晶をなすことが多く、しばしば十字形の双晶がみられるのでこの名がある。各種火山岩の空隙(くうげき)中…
神居古潭石 かむいこたんせき
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 北海道を代表する名石の一つ。水石または庭石として全国的に名高い。北海道の日高(ひだか)変成岩層が石狩川の急流と交差する神居古潭渓谷が主産地。…
金紅石 きんこうせき rutile
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- TiO2 。チタンの重要な原料鉱物。ルチルともいう。正方晶系。柱状結晶,双晶多く,膝折り型,6連晶,8連晶,格子状 (網状ルチル) をなす。硬度6~6.5…
藍晶石 らんしょうせき cyanite; kyanite
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- Al2SiO5 の組成をもつ白あるいは青の正ケイ酸塩鉱物。三斜晶系。紅柱石 (斜方晶系) ,ケイ線石 (斜方晶系) と同質多形。アルミニウム-酸素八面体が一…
リン灰石 りんかいせき apatite
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 火成岩に含まれるリン酸塩鉱物。 Ca5(PO4)3(OH,F,Cl) 。化学組成に対応して,フッ素リン灰石 Ca5(PO4)3F ,塩素リン灰石 Ca5(PO4)3Cl ,水酸リン灰…
ロードン石 ろーどんせき
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- →ばら輝石
ワイラケイ沸石 わいらけいふっせき wairakite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 沸石の一種で、結晶は偽八面体あるいは偏菱(へんりょう)二十四面体に近い形で産するほか、塊状のことも多い。ワイラケ沸石、ワイラカイトともいう。…
モンチチェリ橄欖石 もんちちぇりかんらんせき monticellite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 橄欖石の一種。普通、粒状ないし塊状であるが、まれに短柱状の結晶がみられる。苦土橄欖石よりははるかに産出はまれであるが、接触変成作用を受けた…
氷晶石 ひょうしょうせき cryolite
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- Na3AlF6 。単斜晶系。比重 2.97,硬度 2.5。無色または白色,ときに赤色,褐色など。条痕は白色。 560℃で立方晶系の高温相に転移。アルミニウムなど…