野坂参三 (のさかさんぞう) 生没年:1892-93(明治25-平成5)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 大正・昭和期の社会運動家,政治家。山口県生れ。1913年慶応大学在学中に友愛会に入り,卒業後,常任書記となり,機関紙《労働及産業》に野坂鉄の筆…
三国山脈 (みくにさんみゃく)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 越後山脈の南西部にあたり,新潟県と群馬県,一部は長野県と群馬県の境をなす山脈。地域の境界は明確ではないが,東は兎岳(1926m)付近から,清水峠…
おさん‐の‐ま【御三間】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 貴族の邸宅で次の間につぐ奥向きの部屋。特に、江戸幕府の大奥の室。[初出の実例]「於二御三間一御酒有レ之」(出典:言継卿記‐永祿一二…
おうせん‐けいさん(ワウセン‥)【横川景三】
- 精選版 日本国語大辞典
- 室町中期の臨済宗の僧。播磨の人。号を小補、補庵という。幼い頃京都相国寺に入り、曇仲道芳(どんちゅうどうほう)に師事、漢詩文にすぐれ、五山文学…
おおき‐みつのくらい(おほきみつのくらゐ)【正三位】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 令制での位階(文位)の一つで、従二位の下、従三位より上。勲一等に相当。しょうさんみ。おおいみつのくらい。[初出の実例]「かの御時に…
うれい‐さんじゅう(うれひサンヂュウ)【愁三重】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 歌舞伎音楽の旋律型の一種。とくに、花道を退場する人物の哀愁を強調するときに用いる、三味線の独奏によるもの。[初出の実例]「うれい三…
えいかく‐さんかっけい(‥サンカクケイ)【鋭角三角形】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 三つの内角が、いずれも鋭角である三角形。⇔鈍角三角形。〔数学ニ用ヰル辞ノ英和対訳字書(1889)〕
いと‐みつば【糸三葉】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 半日陰で育てたミツバ。春から秋に露地にまき、よしずなどを日除けにして育て、二、三か月して高さ一五~一八センチメートルとなったもの…
さまや‐ぎょう(‥ギャウ)【三摩耶形・三昧耶形】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =さんまやぎょう(三摩耶形)[初出の実例]「夫そとばは金剛薩埵、かりに出化してさまやぎゃうを行ひたまふ」(出典:車屋本謡曲・卒都婆…
さん【三】 の 板((いた))
- 精選版 日本国語大辞典
- 中世、甲冑の部分名。兜の錏(しころ)または鎧の胴や袖などの威(おど)しつけの板の上から三枚目の部分。中板。[初出の実例]「清国が冑の三の板よりす…
さん【三】 の 松((まつ))
- 精選版 日本国語大辞典
- 能舞台の橋懸(はしがかり)の前にある三本の松のうち、揚幕(あげまく)寄りの松。[初出の実例]「しづしづと・越すは二の松三の松」(出典:雑俳・あし分…
ごしょう‐さんじゅう(ゴシャウ‥)【五障三従】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「じゅう」は「従」の慣用音 ) ( 「三従」は、女性が未婚のときは父に従い、結婚した後は夫に従い、夫が死ねば子に従うこと ) 五障と三…
こぬか‐さんごう(‥サンガフ)【小糠三合】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① わずかな財産のたとえ。[初出の実例]「わが名はまだきたてる入むこ 恋すてふこぬか三合(さんガウ)やもたざらん〈一次〉」(出典:俳諧・…
三毳山
- 事典・日本の観光資源
- (栃木県佐野市・下都賀郡藤岡町・岩舟町)「とちぎの景勝100選」指定の観光名所。
西原 亀三 (にしはら かめぞう)
- 367日誕生日大事典
- 生年月日:1873年6月3日明治時代-昭和時代の実業家1954年没
さんえんか‐ひそ(サンエンクヮ‥)【三塩化砒素】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 常温で無色の油状の液体。空気中で発煙する。化学式は AsCl3 各種砒素化合物の原料になる。砒素バター。
さんえんき‐さん【三塩基酸】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 一分子中に電離することのできる水素原子三個をもつ酸をいう。燐酸 H3PO4、砒(ひ)酸 H3AsO4、硼(ほう)酸 H3BO3 など。
さんがい‐づくり【三階造】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 三層の建築物。三階だて。[初出の実例]「大名公家がたには〈略〉赤銅瓦(あかがねかはら)の三階作(さんガイツク)り一重一重に天井幕を張…
さんがい‐がさ【三蓋笠・三階笠】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 笠の三層に重なった形を側面から描いた図。武具や馬標(うまじるし)、また、指物(さしもの)などに用いる。三段笠。[初出の実例]「釘貫の…
さんがら‐だいみょう(‥ダイミャウ)【三柄大名】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 江戸時代の大名のうち、加賀藩の前田、薩摩藩の島津、仙台藩の伊達の三家の称。前田は祿高が大名中の最高だったので「高柄」、島津は源頼…
さんき‐あきない(‥あきなひ)【三期商】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 江戸時代、大坂堂島の米穀市場で行なわれた帳合米の三期の取引。一〇月一七日から一二月二四日までの一期と翌年一月四日から四月八日まで…
さんごくしき【三国史記】
- 精選版 日本国語大辞典
- 朝鮮の史書。五〇巻。金富軾(ふしょく)らが編纂。高麗仁宗二三年(一一四五)成立。新羅・高句麗・百済三国の歴史を紀伝で記す。官撰で現存最古の三…
さんごく‐そうでん(‥サウデン)【三国相伝】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =さんごくでんらい(三国伝来)[初出の実例]「往生浄土の教行は、五濁相応の法門、劣機応入の要路なれば、三国相伝(サンゴクサウテン)で…
さんこ‐づか【三鈷柄】
- 精選版 日本国語大辞典
- 三鈷柄〈刀剣図考〉〘 名詞 〙 密教の利剣の柄で、頭また縁に三鈷をつけたもの。さんこえ。[初出の実例]「三鈷つかの劔なんどのなりにて、長さ二尺五…
さんごん‐し【三言詩】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 漢詩体の一つ。一句が三言から成る古体詩。たとえば、「本朝文粋‐一・遠久良養生方〈兼明親王〉」の「塢塞上。亀山傍。柴扉門。竹編墻」…
さんじ‐きょう(‥ケウ)【三時教】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 仏語。釈迦一代の教説を三期に区分したものの総称。法相宗(ほっそうしゅう)慈恩大師窺基の説で、第一時教を有教(阿含時)、第二時教を空…
さんじゃく‐ふりそで【三尺振袖】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 鯨尺で三尺(約一一四センチメートル)ほどの袖に仕立てた振袖の着物。大振袖。三尺袖。
さんしょう‐もぐさ【三升艾】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 江戸時代、看板に三升(みます)の紋をつけて売った切り艾。さんしょう。[初出の実例]「『上手を吐かすな。今そこへ行って、あたたを据ゑる…
さんしょうてい(サンセウテイ)【三笑亭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 落語家の家号の一つ。
さんしろう(サンシラウ)【三四郎】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] 三味線のことをいう、人形浄瑠璃社会の隠語。さんしろ。[初出の実例]「酒がぶんずい、女郎がやんま、三味線が三四郎(ラウ)、やるものぢゃない…
さんずん‐なわ(‥なは)【三寸縄】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 罪人をしばりあげるときの縄のかけ方の一つ。背後にまわした手首をしばり、その縄を首綱にかけ、首綱と手首との間隔を三寸(約九センチメ…
さんずん‐にんじん【三寸人参】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ニンジンの栽培品種。古くから日本にはいっていた長根型にくらべて近年西洋からはいった短根型の代表的な栽培品種。明治から大正にかけて…
さんずん‐まないた【三寸俎板】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 厚さ三寸(約九センチメートル)の俎板。[初出の実例]「花は根に賢ひ者を腰本に 柳見とをす三寸末那板」(出典:俳諧・西鶴大矢数(1681)…
さんせい‐じ【三生児】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 三つ子をいう。品胎(ひんたい)。
さんぜん‐ぼう(‥バウ)【三千坊】
- 精選版 日本国語大辞典
- ( 盛時には非常に多くの僧坊があったところから ) 比叡山延暦寺の異称。[初出の実例]「師匠は三千ばうの学頭の児にてある間」(出典:義経記(室町中…
さん‐せんけ【三千家】
- 精選版 日本国語大辞典
- 江戸初期に千宗旦の息子から分かれた茶道の千家流の三つの家。表千家・裏千家・武者小路千家をいう。
さんたい‐もんだい【三体問題】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 天体力学の一分野。三個の物体が、万有引力で引き合っている場合の運動を明らかにする研究。二体問題はニュートンによって解かれたが、三…
さんだい‐きゃくしき【三代格式】
- 精選版 日本国語大辞典
- 平安時代、嵯峨天皇の弘仁年間(八一〇‐八二四)、清和天皇の貞観年間(八五九‐八七七)、醍醐天皇の延喜年間(九〇一‐九二三)の三代にそれぞれ編纂…
さんだい‐そうでん(‥サウデン)【三代相伝】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 祖父以来三代にわたって伝えること。祖父以来、あい伝えて仕えること。また、その物事。[初出の実例]「此刀と申すは、木曾義仲の三代さう…
さんだいえん【三台塩】
- 精選版 日本国語大辞典
- 雅楽の曲名「さんだいのきゅう(三台塩急)」のこと。三台。〔二十巻本和名抄(934頃)〕
さんだん‐がまえ(‥がまへ)【三段構】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 物事をするのに、失敗や故障の場合を考えて、三段階の備えをすること。
さんてい‐かいせん(‥クヮイセン)【三帝会戦】
- 精選版 日本国語大辞典
- =アウステルリッツのたたかい(━戦)
さんとう‐じゅうやく(‥ヂュウヤク)【三等重役】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 経営はまかされていても資本の実権はない重役。また、小規模の会社のため、たいした実権を持っていない重役。昭和二六年(一九五一)、源…
さん‐とうじょう(‥タフジャウ)【三答状】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 中世、鎌倉・室町幕府の訴訟手続で、訴人の提出した三回目の訴状に対する論人(被告)の第三回目の陳状。また、三回の陳状をもいう。三箇…
さんとう‐れき【三統暦】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 中国の太陰太陽暦。前漢の太初暦を綏和二年(前七)劉歆(りゅうきん)が増補整理した暦法。この暦法には惑星現象や日月食の予報推算などが…
さんにん‐たび【三人旅】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] 〘 名詞 〙 三人で旅をすること。また、その旅。[ 2 ] 落語。「東海道中膝栗毛」の彌次喜多を三人になおした旅咄(たびばなし)。足の悪い癇(か…
さんばい‐きげん【三杯機嫌】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 多すぎない程度の酒を飲んだ、ほろ酔いのいい機嫌。また、一杯機嫌に対して、深く酔ったさまにもいう。[初出の実例]「捨仮名に露置乱す夕…
さんぱい‐きゅうはい(‥キウハイ)【三拝九拝】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 三拝の礼と九拝の礼。② 何度も繰り返し礼拝して、敬意をあらわすこと。転じて、何度も頭をさげて人に物事を頼むこと。[初出の実例]「御…
さんばん‐げいこ【三番稽古】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 相撲で、実力が同じくらいの力士同士が、勝負に関係なく、何番も続けて稽古すること。
さんびゃく‐や【三百屋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =さんびゃくだいげん(三百代言)[初出の実例]「番頭を失敗(しくじ)って三百屋になったのが」(出典:搦手から(1915)〈長谷川如是閑〉…