デジタル大辞泉 「ぽっかり」の意味・読み・例文・類語 ぽっかり [副]1 口・目・穴などが大きくあいているさま。「ほら穴がぽっかり(と)口をあけている」2 「ほっかり2」に同じ。「障子にぽっかり(と)灯がともる」3 「ほっかり3」に同じ。「太陽が雲間にぽっかり(と)顔を出す」4 軽く浮かんでいるさま。「空に雲がぽっかり(と)浮かぶ」[類語](1)ぱっくり・ぱくり・ぽかり・あんぐり・あんごり・開あける・開あく・開あけっぴろげ/(4)ぷかりぷかり・ぷかぷか・どんぶりこ・どんぶらこ・浮き沈み・浮遊・たゆたう・浮かぶ・漂う・浮く・浮揚・舞う・片片へんぺん・ひらり・ひらりひらり・ひらひら・ふわふわ・ふわり・ふわっと・ふんわり・ゆらゆら 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「ぽっかり」の意味・読み・例文・類語 ぽっかり 〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)① 口や目、あるいは穴などの大きくあいているさまを表わす語。ほっかり。※狂歌・狂言鶯蛙集(1785)六「十三夜月もさしでの磯ぎはにぽっかり口をあきのはまぐり」② =ほっかり②※歌舞伎・曾我綉侠御所染(御所五郎蔵)(1864)序幕「百両といふ大金をぽっかりとお渡しなさる」③ =ほっかり③※滑稽本・七偏人(1857‐63)四「冠りたる鬘をぽっかり採って見せ」④ =ほっかり④※金(1926)〈宮嶋資夫〉四「車の中はぽっかりと暖かだった」⑤ 水面や空に、軽々と浮かんでいるさまを表わす語。※或る女(1919)〈有島武郎〉後「涙に美しく濡れて夕月のやうにぽっかりと列(なら)んでゐた」 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報