デジタル大辞泉
「失脚」の意味・読み・例文・類語
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しっ‐きゃく【失脚】
〘名〙
① 足を踏みはずすこと。つまずくこと。
※
田氏家集(892頃)上・春日仮景訪同門友人「世上崎嶇多
二失脚
一、花前暗淡不
レ留
レ心」
※
歩兵操典(1928)附録「河底通常不良にして失脚し易く」 〔
白居易‐東南行一百韻詩〕
② それまでの地位や立場を失うこと。
※
御伽草子・秋の夜の長物語(
南北朝)「朝々暮々風塵底、失脚誤生三十年」
※それから(1909)〈
夏目漱石〉一五「自分がもし失脚
(シッキャク)して、彼と同様の地位に置かれたら」
③ (「脚」は「足」で、金銭の意) 費用のかかること。失費。
※
浮世草子・古今堪忍記(1708)七「時々は気ばらしにと親もとへ帰して、
十日も廿日も
口過をさせつれば、さのみ失脚もかからず」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「失脚」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報