精選版 日本国語大辞典 「けんもほろろ」の意味・読み・例文・類語
けん‐も‐ほろろ
〘形動〙 (「けん」も「ほろろ」もきじの声。また、「ほろろ」はキジの羽音とも。「けん」は「けんつく」「けんどん」などの「けん」と掛けたもの。→ほろろ) 無愛想に人の頼みや相談事を拒絶して、取りつくしまもないさま。つっけんどんなさま。冷然としたさま。
※天草本伊曾保(1593)イソポの生涯の事「スコシモ ショウインセイデ、qenmo(ケンモ) fororoni(ホロロニ) イイハナイテ」
※人情本・三日月於専(1824)二回「けんもほろろな挨拶だったが」
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