意地悪(読み)イジワル

デジタル大辞泉 「意地悪」の意味・読み・例文・類語

いじ‐わる〔イヂ‐〕【意地悪】

[名・形動]わざと人を困らせたり、つらく当たったりすること。また、そのさまや、そういう人。「意地悪を言う」「意地悪な性格」
[類語]むげにぷいとむしゃくしゃかんかんぷりぷりぷんぷんかちんかっかかりかりかっとぷんとつんと刺刺とげとげしい・取り付く島も無い・ないがしろ白い目で見るかろんずる邪慳突っ慳貪けんけんつんけんつんつん素気無すげなそっけないつれないよそよそしいにべないけんもほろろ冷たい気がないぎすぎすぶっきらぼう人悪い人が悪い人悪さがない陋劣ろうれつ狡猾こうかつよこしま腹黒い腹汚い悪賢いずる賢い小賢しいずるいこすいこすっからいあくどいさかしいさかしら老獪口さがない悪たれ悪たれる意地悪い

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精選版 日本国語大辞典 「意地悪」の意味・読み・例文・類語

いじ‐わるイヂ‥【意地悪】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 他人、特に弱い者に冷たいしうちをすること。人を苦しめたり、困らせたりして、性質がすなおでないこと。また、そのような人。
    1. [初出の実例]「いぢわるさうななりなり」(出典:玉塵抄(1563)四)
    2. 「意(イヂ)わるを言たから、直(ぢき)ばちがあたったのだ」(出典人情本春色辰巳園(1833‐35)三)

いじ‐わイヂ‥【意地悪】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 「いじわる(意地悪)」の略。
    1. [初出の実例]「二つのくび、けんくゎをしてより、たがいにいぢわとなり」(出典:黄表紙・扮接銀煙管(1788))
    2. 「ありやぁ庄さんがいぢわでしゃくりなんしたのさ、皆うそで有んした」(出典:洒落本・南極駅路雀(1789))

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