デジタル大辞泉
「ぷんと」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ぷん‐と
- 〘 副詞 〙
- ① 臭気や香気などが突然強く匂ってくるさまを表わす語。
- [初出の実例]「生臭き匂ひがぷんと胸へこだはり」(出典:滑稽本・七偏人(1857‐63)初)
- ② ふくれっ面をして黙ってしまうさまを表わす語。
- [初出の実例]「妻君ぷんとして箒を突いて」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉一〇)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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プント
Punt
古代エジプト人がアフリカ大陸の紅海沿岸にあった乳香の産地を指した名称。乳香のほか珍奇な産物で知られ,第5王朝から第19王朝ラメセス3世まで断続的に交易遠征隊が派遣された。第18王朝ハトシェプスト女王の記録が最も詳しく,住民はハム系,杭上に建てられた小屋に住み,乳香,金,黒檀,象牙,マントヒヒ・ヒョウの毛皮などを供給したと記されている。正確な位置については論争があり,近年ではソマリア説よりはスーダン東部のスアキンからエチオピア北西部にかけての広い地域とする説が有力となりつつある。
執筆者:屋形 禎亮
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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プント
Punt
現在の東アフリカのインド洋沿岸ソマリアのあたりをさす古代エジプト人の呼び名。古代エジプト王たちがしばしば遠征軍を送った。アフリカ奥地に産する象牙,黄金,黒檀,白檀,没薬などエジプトにない物資を,エジプトからは装身具などの製品を見返りとして輸入した。最初の記録は第5王朝 (前 2494頃~2345頃) にみられるが,最も詳しいのは第 18王朝 (前 1567~1320) のハトシェプスト女王のもので,デル・エル・バハリにある葬祭殿にはプント遠征の大型船やプント地方の珍しい風俗,紅海の魚などを描いた彩色浮彫が残されている。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報
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出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報
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