ぷんと

精選版 日本国語大辞典 「ぷんと」の意味・読み・例文・類語

ぷん‐と

〘副〙
臭気香気などが突然強く匂ってくるさまを表わす語。
※滑稽本・七偏人(1857‐63)初「生臭き匂ひがぷんと胸へこだはり」
② ふくれっ面をして黙ってしまうさまを表わす語。
吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉一〇「妻君ぷんとして箒を突いて」

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デジタル大辞泉 「ぷんと」の意味・読み・例文・類語

ぷん‐と

[副](スル)
急ににおってくるさま。また、強くにおうさま。「悪臭ぷんと鼻をつく」
ふくれっ面をするさま。「ぷんとして口をきかない」
[類語](1ぷんぷんつんと芬芬/(2ぷいとむしゃくしゃかんかんぷりぷりぷんぷんかちんかっかかりかりかっとつんとつんつんつんけんけんけんけんもほろろつっけんどん邪険むげに意地悪素気すげ無いそっけないつれないよそよそしいにべない冷たい気がないぎすぎすぶっきらぼう意地悪い刺刺とげとげしい・取り付く島も無い・ないがしろ白い目で見るかろんずる

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