精選版 日本国語大辞典 「しなしな」の意味・読み・例文・類語
しな‐しな
[1] 〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
① しないたわむさま、また、姿態や動きがなよなよとしているさまを表わす語。くなくな。しなくな。
※花鏡(1424)先能其物成去能其態似「心に力を持たずして、しなしなと身をあつかふべし」
② 張りのないさま。元気のないさま。
※人情本・氷縁奇遇都の花(1831)上「其様にしなしなして居ちゃァならねへヨ」
[2] 〘形動〙 階段状になっているさま。でこぼこなさま。
※猿投本文選正安四年点(1302)「右は平に左は(シナシナニ)して」
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