ふにゃふにゃ(読み)フニャフニャ

デジタル大辞泉 「ふにゃふにゃ」の意味・読み・例文・類語

ふにゃ‐ふにゃ

[副](スル)
柔らかで弾力や、こしがないさま。「ふにゃふにゃ(と)した手ざわり」
しっかりしないさま。頼りないさま。「ふにゃふにゃ(と)座りこむ」「信念もなくふにゃふにゃ(と)した人」
[形動]
1に同じ。「空気が抜けてふにゃふにゃなゴムまり
2に同じ。「ふにゃふにゃな腰抜け」
アクセントニャフニャ、はフニャフニャ
[類語]なえなえへろへろへたへたよれよれしなしななよなよなよやかぐにゃぐにゃへなへなぶよぶよくにゃくにゃぐにゃっとくにゃっとくなくなぐなぐなぐにゃりぐんにゃりぐんなりしなやかふかふかふわふわふわっとふわりふんわりふっくらふくふくぷくぷくぷよぷよぷにぷにしんなりぷるんぷるぷるぷりぷりしこしこ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ふにゃふにゃ」の意味・読み・例文・類語

ふにゃ‐ふにゃ

  1. [ 1 ] 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )
    1. 柔らかくて張りのないさまを表わす語。
    2. しっかりしていないさま、頼りないさまを表わす語。
      1. [初出の実例]「彼は体力のつきた馬のように両足をふにゃふにゃと折って」(出典:真空地帯(1952)〈野間宏〉七)
  2. [ 2 ] 〘 形容動詞ナリ活用 〙
    1. [ 一 ]に同じ。「ふにゃふにゃのまり」
    2. [ 一 ]に同じ。「ふにゃふにゃで頼りない人」
      1. [初出の実例]「思想のフニャフニャな奴でも、頭数を増すために組合にひっぱりこみます」(出典:赤い国の旅人(1955)〈火野葦平〉四月二四日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android