しなやか(読み)シナヤカ

デジタル大辞泉の解説

しな‐やか

[形動][文][ナリ]
弾力があってよくしなうさま。「しなやかな足腰」「しなやかな枝」
動きやようすがなめらかで柔らかなさま。「しなやかな身のこなし」「しなやかな革」
姿態などがなよなよして上品なさま。たおやかなさま。
「いと清げに―なる童(わらは)の、えならず装束(さうぞ)きたる」〈夢浮橋
[派生]しなやかさ[名]

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

しなやか

( 形動 ) [文] ナリ 
柔軟で、弾力に富んでいるさま。よくしなうさま。 「 -な指」 「 -にたわむ」
動作・態度に角張ったところがなく、なよやかなさま。たおやかで優美なさま。 「 -な歩み」 「 -な物腰」
[派生] -さ ( 名 )

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

しな‐やか

〘形動〙 (「やか」は接尾語)
① 弾力があってよくしなうさま。よくたわむさま。
※御伽草子・転寝草紙(室町中)「をんなのもとよりとおぼしくて、しなやかなる藤にむすびて」
※彼岸過迄(1912)〈夏目漱石〉二八「素直に調子の揃った五本の指と、しなやかな革で堅く括られた手頸と」
② 人の姿態や動きがたおやかで優美なさま。また、落ち着いて、しとやかであるさま。
※源氏(1001‐14頃)夢浮橋「いと清げにしなやかなる童の」
※平洲先生諸民江教諭書取(1783)「女の子と言ものは〈略〉親が育るにも随分しなやかにも育たいと思ふから」
③ しなをつくってなまめかしいさま。
※咄本・鹿の子餠(1772)十字「悔みにきても寄かかるは傾城のつね。まして無心いふときのしなやか」
しなやか‐さ
〘名〙

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