( 1 )「なよ」は、「なよびか」「なよぶ」と同源か。「なよびか」「なよぶ」は、「源氏物語」では、人物の振舞い・筆跡等の、なよなよとした優美さを賛美して用いられている。これに対し「なよやか」「なよよか」「なよらか」は糊気のない衣服の優美さを賛美するという、限定的用法である。
( 2 )「なよらか」と「なよよか」に関しては、現存の写本では、「なよらか」は僅かで、大部分が「なよゝか」とある。「ら」と繰り返し記号の「ゝ」とは、誤写・誤認されて混同されやすいことを考慮すると、両語はもとは一語であったことが推測される。よって「なよやか」は、「なよらか」の「らか」と「やか」が交替した形として、南北朝期前後に発生したことが考えられる。
ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...