( 1 )「なよ」は、「なよびか」「なよぶ」と同源か。「なよびか」「なよぶ」は、「源氏物語」では、人物の振舞い・筆跡等の、なよなよとした優美さを賛美して用いられている。これに対し「なよやか」「なよよか」「なよらか」は糊気のない衣服の優美さを賛美するという、限定的用法である。
( 2 )「なよらか」と「なよよか」に関しては、現存の写本では、「なよらか」は僅かで、大部分が「なよゝか」とある。「ら」と繰り返し記号の「ゝ」とは、誤写・誤認されて混同されやすいことを考慮すると、両語はもとは一語であったことが推測される。よって「なよやか」は、「なよらか」の「らか」と「やか」が交替した形として、南北朝期前後に発生したことが考えられる。
《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...