ぶつり

精選版 日本国語大辞典 「ぶつり」の意味・読み・例文・類語

ぶつり

〘副〙 (多く「と」を伴って用いる。「ぷつり」よりやや重々しい感じを表わす)
① =ぷつり
※火の柱(1904)〈木下尚江〉一〇「鬢の乱れ、ブツリ噛み切って」
② =ぷつり
塩原多助一代記(1885)〈三遊亭円朝〉七「喉元をブツリと刺し貫き」
③ ひとこと小声でつぶやくさまを表わす語。
※雑俳・俳諧觿‐一三(1797)「ぶつりとも言ずに戻る鳥部山

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デジタル大辞泉 「ぶつり」の意味・読み・例文・類語

ぶつり

[副]
物を勢いよく断ち切る音や、そのさまを表す語。また、続いていた物事が突然に断たれるさま。「太いロープがぶつりと切れる」「日記はその日でぶつりと終わっている」
物を勢いよく突き刺す音や、そのさまを表す語。「あいくちぶつりと突き立てる」
[類語](1ぷつんふっつりぷっつりぶっつりぷつりちょきんちょきりじょきじょきざくりざっくりばっさりちょんざくざくすっぱりさくさくざくさっくり/(2ぶすりぐさりずぶりぶすぶすぐさっとぶすっと

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