ぶつり(読み)ブツリ

デジタル大辞泉 「ぶつり」の意味・読み・例文・類語

ぶつり

[副]
物を勢いよく断ち切る音や、そのさまを表す語。また、続いていた物事が突然に断たれるさま。「太いロープがぶつりと切れる」「日記はその日でぶつりと終わっている」
物を勢いよく突き刺す音や、そのさまを表す語。「あいくちぶつりと突き立てる」
[類語](1ぷつんふっつりぷっつりぶっつりぷつりちょきんちょきりじょきじょきざくりざっくりばっさりちょんざくざくすっぱりさくさくざくさっくり/(2ぶすりぐさりずぶりぶすぶすぐさっとぶすっと

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精選版 日本国語大辞典 「ぶつり」の意味・読み・例文・類語

ぶつり

  1. 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる。「ぷつり」よりやや重々しい感じを表わす )
  2. ぷつり
    1. [初出の実例]「鬢の乱れ、ブツリ噛み切って」(出典:火の柱(1904)〈木下尚江〉一〇)
  3. ぷつり
    1. [初出の実例]「喉元をブツリと刺し貫き」(出典:塩原多助一代記(1885)〈三遊亭円朝〉七)
  4. ひとこと小声でつぶやくさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「ぶつりとも言ずに戻る鳥部山」(出典:雑俳・俳諧觿‐一三(1797))

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ぶつり」の意味・わかりやすい解説

ブッリ
Burri, Alberto

[生]1915.3.12. チッタディカステロ
[没]1995.2.13. ニース
イタリアの画家。第2次世界大戦中,アメリカ,テキサス州の捕虜収容所抑留中に医者から画家に転向戦後ローマに戻り本格的に制作を開始した。石炭袋を引裂いて絵具を塗った,血のしたたる皮膚を思わせるような作品を描いた。次いで 1950年代後半には画板の一部を燃やして,吹付けた絵具のしたたりを生かしたり,プラスチックメタルを溶解した素材を使用した作品を発表。戦後のイタリア美術界で,非絵画素材を大胆に用いた先駆者の一人。

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