奸物(読み)カンブツ

デジタル大辞泉 「奸物」の意味・読み・例文・類語

かん‐ぶつ【×奸物/×姦物】

悪知恵のはたらく心のひねくれた人間奸知にたけた人物
[類語]凶漢凶賊奸賊海賊山賊賊徒賊子逆賊謀反人悪人悪者悪漢悪党悪玉悪女毒婦食わせ物詐欺師山師ペテン師いかさま師あくわる凶徒凶手人非人人でなし曲者暴漢暴れ者暴れん坊暴徒荒くれ者ごろつきならず者地回りやくざ暴力団無頼漢無法者与太者ごろちんぴらあぶれ者

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精選版 日本国語大辞典 「奸物」の意味・読み・例文・類語

かん‐ぶつ【奸物・姦物】

  1. 〘 名詞 〙 悪知恵のはたらく、心のまがった人。
    1. [初出の実例]「次で其奸物(カンブツ)の子を殺して天下を一統したる家康は」(出典福翁百話(1897)〈福沢諭吉〉九六)
    2. [その他の文献]〔国語‐周語・下〕

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