コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

アマゾニア Amazonia

百科事典マイペディアの解説

アマゾニア

アマゾン川流域。西はアンデス山脈,北はギアナ高地,南はブラジル高原に囲まれ,面積約650万km2に及ぶ。長さ2000km以上の支流17を含め,大きな支流だけで200余を数えるが,流域の大部分は台地地形で,アマゾン川中流に大盆地が形成されている。年間を通じて高温多雨な熱帯雨林気候,乾季と雨季が明確なサバンナ気候,上流部(アンデス山地)の乾燥気候に3区分される。台地の多くはセルバと呼ばれる熱帯雨林に覆われ,その樹種は非常に多く,動物相では鳥類と昆虫類の種類が多い。とくに1960年代末からの開発によりアマゾン環境問題が焦点となっているが,その要因としては,カラジャス山地(1967年鉄鉱石発見)などの大規模開発,アマゾン横断ハイウェー建設(全長5419km。1968年着工,1974年全通),小規模な金鉱開発,熱帯樹木の商業伐採,牧草地の増加,入植などが挙げられる。環境破壊によって生物多様性が損なわれ,先住民の生活基盤がおびやかされるとともに,大規模熱帯林の破壊に伴って,大気中の酸素分圧が低下するなどの,地球規模の気候学的影響も懸念されている。支流シングー川流域の先住民によるダム建設反対運動(1989年に大集会)や〈地球サミット〉(1992年)における現地住民の訴えは大きな反響をよびおこした。→アマゾン開発計画アマゾナス[州]

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典 第2版の解説

アマゾニア【Amazonia】

アマゾン川流域のアマゾニアは,西はアンデス山脈,北はギアナ高地,そして南はブラジル高原に囲まれた地域で,その面積は約650万km2の広大な地域を占める。
【自然環境】
アマゾン河谷は上流へ漏斗状に大きく開き,第三紀層の堆積物でおおわれた平野である。この流域の形成過程をみると,石炭紀以後,海水が後退するにつれて陸地が現れ,そこに西方へ流れる川が形成された。ところが,7000万年ほど前にアンデス山脈が隆起し,この西方への流れはせき止められて,ここに広大な淡水湖ができた。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

アマゾニア【Amazonia】

アマゾン川流域一帯の総称。面積約650万平方キロメートル。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

今日のキーワード

パルムドール

カンヌ国際映画祭で、最優秀作品に与えられる賞。[補説]多く「金のシュロ」と訳されるが、日本原産のシュロ(ワジュロ)ではなく、ヤシ科のナツメヤシがモチーフとなっている。ナツメヤシは、西洋では勝利・栄誉の...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android