精選版 日本国語大辞典 「こうけん」の意味・読み・例文・類語 こう‐けんカウ‥【櫜】 〘 名詞 〙 ( 「櫜」「」はともに、武器をおさめる袋の意 ) 武器を入れる袋。弓袋と矢袋。転じて、武器をしまうこと。世の太平であることのたとえ。〔新撰字解(1872)〕[初出の実例]「徳川氏の基を茲に肇め三百年の櫜を致す」(出典:開化評林(1875)〈岡部啓五郎編〉明治五年)[その他の文献]〔春秋左伝‐僖公二三年〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「こうけん」の読み・字形・画数・意味 9画 [字音] コウ(クヮウ)・ケン[説文解字] [字形] 会意勹(ほう)+言。〔説文〕三上に「(おどろ)き言ふ聲なり」とし、「言に從ひ、の省聲なり。中の西にり。讀みて玄の(ごと)くす」という。(いんきん)声・玄(げん)声いずれもの声と遠く、字は会意に解すべきであろう。言は祝し、あるいは盟誓することをいう。ただ字を九(きゆう)声とするならば、九に尻・(こう)の声があり、その形声字と解することができる。[訓義]1. おどろく声、おどろきいう声。2. 音のはげしくひびくこと、鐘鼓の声や激流などにいう。[古辞書の訓]〔立〕 ノノシル・コタフ[熟語]隠▶・▶・▶・哮▶・然▶ 【】こう(かう)けん 弓袋と矢袋。〔左伝、僖二十三年〕(も)し命を(え)ざれば、其の左に鞭弭(べんび)を執り、右にはを屬(つ)け、以て君と旋(馳駆)せん。字通「」の項目を見る。 【高】こう(かう)けん 頰骨が高い。〔北斉書、神武紀上〕深沈にして大度り。~目に光り。長頭高、齒白きこと玉の如し。少(わか)くして人の表り。字通「高」の項目を見る。 【軒】こうけん 舟形の家。字通「」の項目を見る。 【乾】こうけん 餠菓子。字通「」の項目を見る。 【倹】こうけん けち。字通「」の項目を見る。 【険】こうけん 険悪。字通「」の項目を見る。 【見】こうけん あう。字通「」の項目を見る。 【健】こうけん 強悍。字通「」の項目を見る。 【高】こうけん 掲げる。字通「高」の項目を見る。 【巧】こうけん 敏捷。字通「巧」の項目を見る。 【厚】こうけん 愛顧。字通「厚」の項目を見る。 【溝】こうけん 溝洫。字通「溝」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報